大仙市の公文書館「大仙市アーカイブズ」が完成し、3日開館式があった。独立した公文書館の開設は東北の市町村では初となる。明治以降の重要な行政分書や古文書など民間の地域史料を収集保存、市民の財産として一般公開する。 開設は2007年、同市の太田町史を編集した市民が収集した古文書の散逸を心配、公文書館設置の提言をしたのがきっかけとなった。以来、市が公文書の評価選別、保存作業をした上で目録を作成、古文書などの地域史料も洗い出した。ボランティアの協力も得て整理し、解読にあたった。 施設は12年に閉校した同市強首の旧双葉小学校を改修した。延べ床面積が4464平方メートル。書架延長は7300メートルあり、27万点収納できる。大書庫となる体育館は床を補強の上、紫外線防止のため窓ガラスにフィルムを張った。閲覧室や整理作業室もあり、総事業費は約3億5千万円。 当面は本庁と7支所が旧市町村…
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