長らく南海(現ソフトバンク)の主砲として活躍し、プロ野球史上3位の通算567本塁打を放った門田博光(かどた・ひろみつ)氏が亡くなったことが24日、分かった。74歳だった。 ◇ ◇ ◇ カドやん、寂しすぎるやないか。兆治(村田)に続いて、カドやんまで逝ってしまうなんて…。年は同じで、学年はカドやんが1つ上。プロの世界で同じ時代を生き抜いたライバルとして無念でならない。 カドやんとの勝負はストレート一本やりだったよな。真っすぐ、真っすぐ…、とにかくずっと真っすぐなんだから。とにかく全球ストレートなんだ。2人の間には、変化球を打とうとか、変化球で抑えようなんて駆け引きはなかった。 今ではあんな勝負は見られない。でも両チームが固唾(かたず)をのんで見守ったし、ファンもその対決を待望した。それほど見応えがあったのだろうし、そんな「エース」と「4番」の真っ向勝負が許された時代でもあった。 また