東京帝国大学図書館について,大学教員と蔵書の実相という視点から,部局図書館と附属図書館の対立,妥協,協調などの相関関係=図書館システムを総合的に分析することで日本近代における知の基盤としての実態と大学図書館の原型像を抽出する. ※UTokyoBiblioPlazaで自著解説が公開されています。 はじめに 第1章 大学制度上の東京帝国大学図書館 1 図書購入費 2 管理制度 3 部局図書館の運営 第2章 文学部心理学研究室図書室 1 心理学の動向 2 文学部心理学研究室のインフラ 3 心理学研究室の教員 4 蔵書の分析 第3章 経済学部図書室 1 経済学の動向 2 経済学部図書室のインフラ 3 経済学部の教員 4 蔵書の分析 第4章 東京帝国大学附属図書館 1 附属図書館の変遷 2 職員 3 蔵書の分析 第5章 図書館商議会から見た図書館システム 1 図書館商議会の運営 2 考察 第6章 大