貨物船と衝突した海上自衛隊の潜水艦「そうりゅう」=高知市の高知港で2021年2月9日午前8時9分、本社ヘリから加古信志撮影 海上自衛隊の潜水艦が高知県沖で民間の貨物船と衝突した事故で、防衛省が事故の連絡を受けたのは発生から3時間以上も後だった。事故により潜水艦は通信用アンテナが一時損傷して使えなくなり、通常の携帯電話の通話が可能になる海域へ移動するまで通信不能に陥ったためだ。防衛省の危機管理に課題が浮かび上がり、対策の検討に入った。 「通信アンテナ全部が一時的にでも使えなくなる想定はなかったと思う。反省すべきところ。想定外は許されない」。海自トップの山村浩海上幕僚長は9日の記者会見で、こう述べた。事故についても「国民に心配をおかけし、おわびする。相手方の船にも迷惑をかけた」と陳謝した。 事故は8日午前11時…
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