弥生時代の大規模な環ごう集落の跡が残る佐賀県の吉野ヶ里遺跡で、弥生時代後期のものとみられる墓の一部が出土し、専門家は「かなり身分が高い人の墓の可能性が高く、さらに調べれば歴史的に大きな意味を持つ発掘になる可能性がある」と話しています。 吉野ヶ里遺跡では、歴代の王の墓とされる「北墳丘墓」のすぐ西側にあり、貴重な発見があるのではと注目されながら手付かずだった「謎のエリア」と呼ばれる場所で去年から、10年ぶりとなる大規模な発掘調査が行われています。 この調査で先月、4枚の平らな石が並んだ状態で見つかりました。 4枚を合わせると全長は2メートルほどになり、調査を行っている佐賀県によりますと、墓の「ふた」だということです。 弥生時代後期、1世紀から3世紀ごろの有力者の墓のふたとみられ、表面には「×」のように見える線が交差した記号のようなものが無数に刻まれていて、埋葬した際に何かしらの意図を持ってつけ
26年前、長崎県諫早湾の干拓事業で閉めきられた堤防の排水門を開けるかどうかについて、最高裁判所は開ける立場の漁業者側の上告を退ける決定をし、国に開門を命じた確定判決の効力を無効とする判断が確定しました。この排水門については「開門命令」と「開門禁止」という相反する確定判決があり司法判断がねじれていましたが、「開けない」方向で事実上、決着した形です。 諫早湾の干拓事業では、1997年に国が堤防を閉めきったあと、 ▽漁業に深刻な被害が出たとして漁業者が起こした裁判で、開門を命じる判決が確定した一方、 ▽農業者が起こした別の裁判では開門を禁止する判断が確定していました。 司法の判断がねじれた状態となる中、排水門を開けない立場の国は開門を命じた確定判決の効力をなくすよう求めていました。 この裁判で福岡高等裁判所は去年「開門を命じた当時と比べ、漁業への影響が減る一方、排水門を開けた場合の防災や干拓地の
過去最多の新人6人の争いとなった佐賀市長選挙は、自民党が推薦した元国土交通省職員の坂井英隆氏が初めての当選を果たしました。 佐賀市長選挙の結果です。 ▽坂井 英隆、無所属・新。当選。4万2908票。 ▽古賀 臣介、無所属・新。3万4282票。 ▽堤 雄史、無所属・新。1万964票。 ▽馬場 範雪、無所属・新。1万586票。 ▽田中 豊治、無所属・新。3159票。 ▽細川 博司、無所属・新。2573票。 自民党が推薦した元国土交通省法務調査官の坂井氏が、立憲民主党の支援を受けた古賀氏らを抑えて、初めての当選を果たしました。 坂井氏は佐賀市出身の41歳。 選挙戦では、新型コロナウイルスの影響を受けた地域経済の活性化に取り組むと訴え、推薦を受けた自民党をはじめ、与野党各党の支持層やいわゆる無党派層から幅広く支持を集めました。 坂井氏は、「災害対策や人口減少対策などは深刻な課題だ。市民が安心して暮
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く