「週刊ヤングマガジン」(講談社)で連載中の宮下英樹さんのマンガ「センゴク」シリーズが、約18年の連載に幕を閉じる。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に仕えた武将・仙石秀久を“史上最も失敗し挽回した男”として描いたマンガで、宮下さんは膨大な史料を調べ、古戦場などを取材し、斬新な視点が歴史ファンのみならず、学者や研究者からも熱い支持を集めている。仙石秀久は三英傑の天下取りに貢献した武将ではあるが、一般的に知名度は高いとは言えず、戸次川(へつぎがわ)の戦いでの大敗などから評価が高いわけでもない。なぜ、仙石秀久を主人公としたのだろうか? 約18年という長期連載の中で見えてきたものとは? 宮下さんに聞いた。 【写真特集】関ケ原が終結 家康に謁見する仙石は何を思う? マンガを一部公開 「センゴク」シリーズは、2004年に「週刊ヤングマガジン」で連載を開始し、第2部「センゴク 天正記」、第3部「センゴク 一統