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ブックマーク / book.asahi.com (5)

  • 文學界新人賞・市川沙央さん 「なにか職業が欲しかった」ままならぬ体と応募生活20年の果てに 「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#1|好書好日

    第128回文學界新人賞 受賞作品「ハンチバック」 親が遺したグループホームで裕福に暮らす重度障害者の井沢釈華。Webライター・Buddhaとして風俗体験記を書いては、その収益を恵まれない家庭へ寄付し、Twitterの裏垢では「普通の人間の女のように子どもを宿して中絶するのが私の夢」と吐きだす。ある日、ヘルパーの田中に裏垢を特定された釈華は、1億5500万円で彼との性交によって妊娠する契約を結ぶ――。 療養生活という名の引きこもり 取材は市川さんが両親と暮らす自宅で行われた。お母さんに案内された部屋で、市川さんと目が合った瞬間、その射貫くような眼差しに気圧された。市川さんは筋疾患先天性ミオパチーという難病により、人工呼吸器を使用しているため、発話に大変な体力を使い、リスクもある。そのため取材も、あらかじめメールで回答をもらい、補足のみ、最小限お話いただく形をとった。 目力の強さはそれが市川さ

    文學界新人賞・市川沙央さん 「なにか職業が欲しかった」ままならぬ体と応募生活20年の果てに 「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#1|好書好日
  • 「ホラーの帝王」キングの面白さを語り尽くす集大成 『スティーヴン・キング論集成』風間賢二さんインタビュー|好書好日

    風間賢二さん 風間賢二(かざま・けんじ)幻想文学研究家・翻訳家 1953年東京都生まれ。出版社勤務を経て独立、スティーヴン・キングをはじめとするホラー・幻想文学の翻訳紹介に携わる。1998年『ホラー小説大全』で第51回日推理作家協会賞を受賞。主な著書に『スティーヴン・キング 恐怖の愉しみ』、『ジャンク・フィクション・ワールド』など。主な訳書にスティーヴン・キング「ダークタワー」シリーズ、ジェフ・ニコルスン『装飾庭園殺人事件』、ロバート・カークマン『ウォーキング・デッド』など。 自分なりのキング論の総決算 ――『スティーヴン・キング論集成』は約500ページの大冊。キング論の決定版ともいえる一冊ですが、執筆のきっかけは? 2017年に角川文庫から「ダークタワー」シリーズの新装版を出したことですね。一度新潮文庫で出した訳書ということもあって、角川文庫版では全巻に詳しい解説を付けました。ご存じの

    「ホラーの帝王」キングの面白さを語り尽くす集大成 『スティーヴン・キング論集成』風間賢二さんインタビュー|好書好日
    sho005037
    sho005037 2021/06/19
    >>マーク・トゥエインの系譜を受け継ぐ、「ホラ話」の語り手
  • コルソン・ホワイトヘッド「地下鉄道」書評 差別を体感させる言葉と語り|好書好日

    地下鉄道 [著]コルソン・ホワイトヘッド/ネバーホーム [著]レアード・ハント アメリカ合衆国は1776年の建国時から自由州と奴隷州に分かれていた。リンカーンが奴隷解放を宣言するのが1863年のことであり、日でいえば江戸中期から幕末あたりの時代ということになる。 1861年にはじまる南北戦争と現在との時間的なへだたりは、日歴史における戊辰戦争との距離感に近い。 「地下鉄道」の語はもともと、奴隷州から自由州やカナダへ逃れようとする人々を支援した組織やその逃亡路を示した。「地下」の語は奴隷自身の移動が非合法であることを、鉄道は自由への道を意味しており、実際の地下鉄を指すわけではない。 だがしかし、当に地下に鉄道が走っていたとしたならばという奇想を発端として書かれたのがホワイトヘッドの『地下鉄道』であり、奴隷の少女コーラの逃亡劇が描かれる。 発想からして虚構性の高い作品だが、扱われるテー

    コルソン・ホワイトヘッド「地下鉄道」書評 差別を体感させる言葉と語り|好書好日
    sho005037
    sho005037 2021/02/23
  • 「良い本にはフロウとリリシズムがある」 Riverside Reading Clubがヒップホップ好きにオススメしたい6冊|好書好日

    文:宮崎敬太、写真:有村蓮 好きな音楽やカルチャーを友達と共有したいだけ ――Riverside Reading Clubとはどんな集団なんですか? ikm:単純に読書が好きで、周りにもそういう人たちが結構いたんです。たまに会った時に最近読んだの感想を話したりするのが楽しくて。そのノリで作りました。名前の由来は俺が川沿いに住んでるから。名前があるとロゴが欲しくなって、ロゴが出来たらグッズを作りたくなる。それを友達にあげてたら、結構反応してくれる人たちがいて。 Lil Mercy:でも最初はほとんど活動実態がなかったよね。ikmくんはお酒飲まないし、飲みに行こうって誘うことはないですし(笑)、クラブやライブハウスで会った時にの話で盛り上がるのと、DMでいきなりの話を送り付けあうみたいな(笑)。当時はRRCと言ってるだけっていうか(笑)。でもこの連載(ラッパーたちの読書メソッド)で仙人掌

    「良い本にはフロウとリリシズムがある」 Riverside Reading Clubがヒップホップ好きにオススメしたい6冊|好書好日
    sho005037
    sho005037 2020/05/23
  • asahi.com(朝日新聞社):村上春樹さんがエルサレムに行った理由 誌上で告白 - 出版ニュース - BOOK

    村上春樹さんがエルサレムに行った理由 誌上で告白2009年3月9日村上春樹さん 2月15日に開かれたエルサレム賞授賞式のスピーチで、イスラエルのガザ攻撃を批判して話題になった作家村上春樹さん(60)のインタビュー「僕はなぜエルサレムに行ったのか」が、受賞スピーチ「壁と卵」(全文)とともに、10日発売の「文芸春秋」4月号に掲載される。昨年11月の授賞の打診、発表前のガザ攻撃で悩んだ経過やペレス大統領の表情、スピーチで明かした昨年90歳で亡くなった父親の戦争体験などを率直に話している。 村上さんは、国ではなくブックフェアの賞であることや、過去の受賞者のパレスチナ政策批判スピーチも内容が公開されていることから、授賞式で話すという「ポジティブなメッセージ」を選んだ。 授賞式にはペレス大統領も出席。式の前に「僕は14年前に『ノルウェイの森』を読んだ」と言われた。しかし、「スピーチの途中から最前列に座

    sho005037
    sho005037 2009/03/09
    ネットは怖い。新聞も怖いけど。
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