東京電力福島第1原発事故の再発を懸念する市民らによるパレードが県内各地で行われた。参加者は「子どもたちの未来を守ろう」などと声を上げ、脱原発を訴えた。 足柄茶の問題で揺れた小田原市など県西部では、市民有志が実行委員会を結成。約200人が参加し「原発を止めよう」「安全なお茶が飲みたい」と叫びながら小田原駅前から市内中心部約2キロを練り歩いた。 隣接する静岡県内には中部電力の浜岡原発がある。実行委代表で彫刻家のひでひこさん(31)は「多くの人が不安に思いながら生活している。子や孫のために、今考えなくては」と話していた。 相模原市内では、中央区の市民会館前からJR相模原駅までの1・7キロを約150人が歩いた。参加者は「さよなら原発」と書かれた風船を手に持ち、「エネルギーの転換を」「地震大国の日本に原発だめ」などとコール。 実行委事務局の原口哲治さん(38)は「神奈川に原発はないが、原子力