東京都の石原慎太郎知事は報道各社の新年インタビューで、東京や日本への思いや、歴史観を語った。 --今年、優先的に取り組みたい施策は 「そんなものは取り立ててないね(笑)。ただ今年は本当にやっかいな年。世界全体が鳴動するね。大きな歴史のうねりと温暖化、EUの経済的失敗の3つの問題。大きな歴史背景のなかで、日本は、東京はどうするか。日本のダイナモ・東京も相当頑張らないとね」 --今の日本の問題は 「戦後日本をよくしたのも悪くしたのも官僚。昔は軍が官僚に対する非常に強いテーゼとしてあったが、今の官僚は自分が軍になってしまった。政治家がそれに迎合している限り政治は合理化されず、どんどん無駄がかさみ、負担が国民に回っていく。そういう体制をつくったのは自民党。だから僕は自民党を辞めた」 --昨年は出馬表明直後に震災があり、4期目が始まった。振り返ると 「感無量って言えばいいのか(笑)。だいたい、僕は1