今回はEQを取り上げようとして、ゴールマンの”Emotional intelligence”邦訳「EQ こころの知能指数」を購入し、その他にもウィキペディアやEQジャパンのウェブサイトなどに目を通しました。前回のInterpersonal知性で取り上げたセルマンのような明確な発達段階が見えてこなかったからです。またEQの定義についてもその範囲についてどう捉えるべきか、ということでやや迷いました。 EQとは「心の知能指数」ともいわれ Emotional Intelligence Quotientの略です。サロベイとメイヤーという学者によって提唱されたものですが、ゴールマンの”Emotional intelligence”(EQこころの知能指数)という本がベストセラーになったことで、広く知られるようになりました。読んだことのある人もいると思います。 前々回に取り上げたガードナーのいう多重知性の
『ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること』(原題:The Shallows)は、『ITにお金を使うのは、もうおやめなさい』(原題:Does IT Matter?)で一躍有名になったニコラス・G・カーの最新作だ。インターネットへの継続的な没入が、脳の大規模な変化をおよぼし、書物を読む時のような「深い読み」や、他人への共感に必要な機能が損なわれることを論じている。こうくると、たちまち「そんなバカな!」という非難の声が巻き上がりそうだ。カーもそのことは承知しており、この本には、ぎっしりと証拠を詰めこんでいる。 感想はといえば、わくわくするような本ではないが、興味深い本であった。人類の知的活動の歴史、インターネットの最新の利用法、その批判に関して、膨大な情報をバランスよく配置してあり、思考の手助けになる一冊であることは間違いない。ただし、科学研究事例の引用のやり方には見過ごせな
まだアメリカ独立戦争が始まってなかった1772年、ベンジャミン・フランクリン(危険な雷実験を敢行し避雷針を発明、サマータイムなどを発明したが、特許は取得せず、利益をいきなり社会に還元した)が、イギリスの友人である化学者ジョセフ・プリーストリ(酸素の発見者、消しゴムや炭酸水の発明者でもある)に手紙を書き送り、そのなかで勧めた「心の代数」(Moral Algebra)、といってもピンと来ないかもしれない。 だが、以下の説明を見れば、おそらく聞いたことがあるか見たことがあるではないだろうか? 中には既に使っている人もいるに違いない。 1.まず紙の真中に縦の線を一本引こう。準備はこれだけである 2.そして、いま決定したい事項について、賛成する理由を線の左側に、反対する理由を線の右側に、それぞれ書いていく。 フランクリンは、この作業に時間をかけるよう勧めている。「数日に渡り,折に触れては、賛成の側、
Leica M7, 50/1.5 C-Sonnar, RDPIII @Oxford, UK この間、少々驚くべきことに、僕に本の推薦文を書いてもらえないかという話があり、パワーブロガーのちきりんさんの新刊を読んだ。「自分のアタマで考えよう」という本だ。 これが大当りで、引き受けて良かったと思う、とても素晴らしい本だった。 そこいらのPOPで使われることになると思われるその推薦文にも書いたとおり、これまで何度これと同じことを人に言ってきたかという内容が、彼女のしなやかで自由な、そして実に平易な文体で無数に書いてあるのだが、これがもうなんとも言えず、コクがあり面白い。 僕が何年か前に自分でも調べて、いつかブログに書こうと思ってたが放置していた、少子化問題についての彼女ならではの考察などは、そうなんだよ、と思うとともに、とても楽しめた。一言で言って、いくら生みやすくして一人一人が頑張っても、親の
2011年11月17日05:40 カテゴリ番外[edit] 良い考えが浮かぶのは、静かな時が多いですね 重たい内容のエントリーが続いたので、息抜きの与太話をひとつ・・・ 毎年11月になると「来年の事」を考えます。 多分、一年の中で一番いろいろと考える時間が多い月だと思います。 11月は、考える人になるのですね 普段もいろいろ考えるのですが・・・・ アイディアがひらめくのは、考えるとは違う事をし始めた瞬間〜5分以内ということが、私の場合は多いです。 布団に入って眠りかけた頃に、「あっ、コレコレ、そうなんだ」と気が付いて、ゴソゴソ起き出して紙に殴り書きしてまた寝る。。。。結構多いです。 以前は、翌朝起きてからメモしようと考えて、寝てしまってましたが、それでは何も覚えていない(←私の場合)と判明したので、とにかく、「起きて、書き残して、また寝る」ことにしています。 もうひとつ、、、これは日中の話
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