2022年は、現行の88星座が選ばれてから100周年という節目の年だ。これを記念して、国際天文学連盟は「星座線のつなぎ方」を正式に決めようとしている。 【2022年4月1日 国際天文学連盟】 全天の星座を現行の88個とすることが決まったのは100年前、1922年のことだ。その星座について正式に定義されているのは名前(学名)と領域だけであり、領域内での星のつなぎ方(星座線)はこれまで自由とされていた。 ところが国や文化圏、星座早見盤のメーカーや出版社によって採用する星座線がバラバラであるため、「どれに従えばいいかわからない」「教科書と違う線を引いて誤答にされた」「慣れ親しんだ星座の形が歪められているのを見てショックを受けた」などの声が挙がっていた。 そこで、国際天文学連盟(International Astronomical League; IAL)では星座線策定ワーキンググループ(議長:ホ
ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた「ハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールド」 【2004年3月12日 HubbleSite NewsCenter】 NASAのハッブル宇宙望遠鏡が、ハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールド(HUDF)と呼ばれる領域に、はるか遠い宇宙にある銀河を一万個ほど捉えた。ビッグバン後、光さえも通ることのできなかった「宇宙の暗黒時代」直後に現れた宇宙最初の銀河の姿が見事に捉えられている。 公開されたハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールド。一万個近い銀河の姿が捉えられている。クリックで拡大(提供:NASA、ESA、S. Beckwith (STScI)) ハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールドは、南天の「ろ座」の一角に位置する領域で、天球上での大きさは月の直径の10分の1にあたる(星図)。あまりに暗いため地上の望遠鏡による観測では何も捉えられないが、ハッブル宇宙望遠鏡のAC
【2012年2月2日 MAXIサイエンスニュース】 この100万年以内にはほぼ確実に爆発すると言われている、オリオン座のベテルギウス。もしベテルギウスが爆発したら、国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟に設置されているX線監視装置「MAXI」は、何を観測するのだろうか。「MAXI」の「もしもの備え」を紹介しよう。 「スウィフト」が観測した、NGC 2770で発生した超新星爆発の衝撃波によるX線。ベテルギウスが爆発した場合に、これと同じようなX線が出るとすれば、200億倍もの強度になると予想される。強力なX線源と名高い、かに星雲と比較しても2億倍以上もの強度となると予想されている。クリックで拡大(提供:発表資料より) 「MAXI」の観測によるベテルギウスのX線強度。誤差が大きいが、2009年から現在までX線は出ていないことがわかる。クリックで拡大(提供:MAXI/GSC) 冬の代表的な星
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