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『週刊現代』6月30日号、「三浦展の 下流社会の楽しみ方」、「第21回 「下流ほど」好きなのは自民か共産か?」 つい書きそびれていたのだが、先週の『週刊現代』で三浦展がこんなことを書いている。 拙著『下流社会』で最も引用されたのが、若者は「下流ほど自民党とフジテレビが好き」という一節だ。 (…) しかし「下流ほど自民党とフジテレビが好き」というデータは1都3県在住の71〜75年生まれの男性100人に聞いた結果であり、サンプル数が少なかった(実施は04年)。 そこで今年4月に、私が全国の20〜44歳男性1万人を対象に実施した「男性仕事・生活調査」でも、政党支持率から、本当に下流ほど自民党が好きなのかを検証した(…)。 結果はまったく逆だった。30〜34歳2199人の男性は、階層意識「上」では自民党支持が31%、「中」は25%、「下」は22%だった。 (後略) その後いろいろいいわけが
65万部を超えるあのベストセラーがついに映画化されることになった。今回映画化が決まった「下流社会 新たな階層集団の出現」(光文社新書)は、一億層中流の時代が終わり意欲の低い若者を中心とした新しい階層の出現を訴え、社会現象ともなった三浦展氏の作品。映画化に当たっての制作費は800万ドルとのこと。 【あらすじ】 201X年……。下流化により溢れや非正規雇用者たちの暴動により社会は荒廃していた。かつて六本木ヒルズと呼ばれた場所はすでに荒土と化し、暴力のみが支配する時代が到来している。そのなかを一子相伝の殺人拳法を伝承する三浦展がすべての人類愛を背負って立ち上った……。 いま、現代を生きるすべての下流生活者に捧ぐ……。 四月馬鹿
下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書) 作者: 三浦展出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/09/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 125回この商品を含むブログ (663件) を見る 自民党とフジテレビが好きな「下流」が増えてるらしい。ということで、三浦展の本でも使われてた「国民生活に関する世論調査」(内閣府)を少しだけ検討。検討するのは、「上」「中」「下」という意識の項目だ*1。 『下流社会』で三浦は「団塊ジュニアの階層帰属意識が下がってる」(=下流を自認する人が増加)と言っている(97-100ページあたり)。 図1 ああ、確かに「下」がだんだんと増えてるじゃん!このまま行くとヤバイよって話。加えて、三浦的将来の展望まで示される。 図2 これからどんどんと「下」が増えるぞ!と三浦は予言する。 ほんとうにヤバいのか確かめるために、戦後の「景気」と「下」意識につい
やがて哀しき下流社会 『下流社会』(三浦展)が、売れているらしい。 ある日、知人から電話がかかってきて、「ひどい本だから読んでみろ」と言う。 ぼくの知人は皆、ひどい本しか薦めない。やれやれ。 さっそく、会社のスタッフがもっていたので、それを借りて読んでみた。 まず、感想。 なんか教養文庫っぽく見えるけれど、書いてあることは木村和久氏の本と変わらないと思った。 まあ、著者本人も「データもちゃんとしてないし……」とか断っているので、面白おかしく読むのが正しい姿勢だろう。 白眉というか、眉唾なのは宮台真司氏の結婚についてのくだりであるが、この箇所がほとんど飲み屋のダベりに近いので笑えた。 また、同書を読み進めるうちに、その記述から80年代の手垢みたいなものを感じ取られ、懐かしくもあり、恥ずかしくもあった。 たとえば、なんとかという雑誌があるから、そこにそのようなマインドを共有した層が
前に一度ここに書いたのだが、どうでもいいやと思って削除したら、その後大ベストセラーになってしまった。なのでもう一度書く。 三浦展の『下流社会』は、佐藤俊樹や山田昌弘の「階層化社会」論のパロディーのつもりで書かれたのだと思う。ところが意想外に売れてまじめに受け止められてしまったので、今さら「パロディーでした」とは言えなくなってしまった。 その根拠は、最後の提案のところで、もし学力が遺伝ではないのなら、東大の学費を半額にせよ云々とあり、佐藤や山田の名が出ている。しかし学力には遺伝もある、ということは私が『すばらしき愚民社会』で書いたことで、これは参考文献にあがっている。従って、「もし遺伝でないのなら」というのは反語である。つまりむやみと階層社会論を煽る者らを揶揄するのが本書の意図だった、ということだ。 ところでアマゾンには、三浦展によるこんな書評がある。 今橋流郊外論が早く読みたい。, 200
リポート: 2006年、若者の二極化は一層深刻化する ~“コミュニケーション能力”が明暗を分ける~ 日経BP主要各誌が占う2006年の展望(2) バブルがはじけて以来、企業はコア人材と派遣・パートの区別を鮮明に打ち出し、その波に若者が巻き込まれている。現在景気回復による雇用回復傾向にあるが、この傾向は今後も一層はっきりするだろう。その両者の差を分ける最大のポイントは「リーダーシップ」や「チームワーク力」といった「こころの能力」だ。今後は学校教育でもこの部分を鍛えていく必要があるのではないか。
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大学に行ったら三浦展氏より、『下流社会』が届いていた。三浦氏のアクロス時代の活躍などを思い出しながら、ぺらぺらとめくった。バブル期前後に、「階層消費」論は一つの頂点に達した。社会学的には、富永健一氏の階層研究=地位非一貫性論があり、そうした基礎研究の上に社会科学的な知見を刺激的に展開した村上泰亮氏の新中間大衆論、消費する青年他の能動性に着目した山崎正和氏の柔らかい個人主義論が論壇に登場した。そして、広告やマーケティング論の分野からも、藤岡和賀夫氏の分衆論、そして小沢雅子氏の新階層消費論などが登場した。そこでは、日本という「ゆたかな社会」、一億総中流化、ジャパン・アス・ナンバーワンなどといった肯定的な現実判断を基礎に、様々な議論が展開された。こうした議論をめぐって、岡山大学の藤森俊輔氏と毎日のように議論をしたことはなつかしい。当時藤森氏は、SSM調査のデータや、独自の調査データを用いながら、
http://d.hatena.ne.jp/june_t/20051208/p1 のちょっくら続き。 東京新聞「特報:自閉する若者…『下流社会』の行方は――向上心なき『自分らしさ』」。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20051222/mng_____tokuho__000.shtml via http://d.hatena.ne.jp/boilednepenthes/20051223/p1 「下流」とは、生活に困る「下層」ではなく、上へ行こうという意欲が低い人、つまり、働く意欲、学ぶ意欲、金持ちになりたいという意欲も低ければ、コミュニケーション能力も低い、同氏いわく「人生への意欲が低い」人を指す。当然、所得も低く、結婚できない可能性もある。一方で団塊世代が持つような「自分らしさ」にこだわり、「下流」生活に必ずしも不満を感じていない。 先日のエントリ
株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。 仕事で階層別のアプローチを少し考えようということになったので、最近売れていると聞く「下流社会」(三浦展著、光文社)、を読んでみました。 コンシューマに対して製品やサービスを提供している企業の方々は、とりあえず通読することをお勧めします。また人材関係の仕事をされている方も必読文献かも知れません。内容については読めばわかることなので書きません。 筆者は元「アクロス」の編集長だった方で、さすがにセグメント層の切り分け方がうまいです。かなり真面目なアプローチで書かれており、世間をあっと言わせてそれでおしまいという本ではありません。 ただ、批判的な読み方をしないで、彼の記述を
■マスコミが儲かる「下流社会」 2005/11/6 三浦展の『下流社会』(光文社新書)がベストセラーの上位に食い込み、20万部を越えたそうだ。『さおだけ屋はなぜ潰れないか』(光文社新書)が100万部、『バカの壁』が400万部。新書が爆発的に売れる時代になったみたいだ。小説の文庫ばかりが売れた時代より進歩である。フィクションが「教養だ」なんておかしい。 『下流社会』はインパクトがあるタイトルである。「一億総中流」を耳にたこができるくらい聞かされた世代にとっては、とうとうそういう時代がきてしまったかと嘆かせるに足るネーミングである。 基本的にこの本は「下流」であることを脅す本である。「生活能力が低い」、「300万では結婚できない」と恐怖を煽る「商法」である。「恐怖商法」というのはマスコミや広告社会の常套手段である。 というか基本的に商売は人の恐怖を煽ることによっ
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デジタルデバイドという言葉は、この日本国内に限って言えば、消滅に向かっているのかもしれない。 デジタルデバイドというのは、パソコンやインターネットを使いこなせるかどうかによって社会的待遇や富、機会などに不平等が生まれてしまうことだ。 私はパソコン雑誌の編集部に籍を置いていた2000年、次のような短い原稿を書いたことがある。 ------------------------------------------------------------------------------ デジタルデバイド。パソコンやインターネットを使えるかどうかで生じる格差のことだ。格差は情報量だけでなく、貧富の差を拡大させる結果にもつながるという意味を持つ。 日本では今年に入ってこの言葉が急に流行りはじめ、新しいもの好きのIT雑誌などではさっそく「デジタルデバイド」「デジタルデバイド」と大騒ぎだ。米国では人種間や
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