シナ千代さんとこのこの話、実は似たようなことを最近考えてた。 Webはモノ作りにいかに関わっていけるのか Part2(1は省略) (シナトラ千代子) なんだかネットを支持するひとには「マス(市場)に認めらるか、そうでなければダメか」の二択から「いかにして個人の作り手が経済的収入を得られるか」へとシフトするような考えでいる(というかそこがスバラシイと言ってる)ひともいるようだけど、おれはそれよりも「だれかに支持されるか、否か」の二択へとシフトしていくような気がするのです。一般に経済的な仕組みが入ると評価がややこしくなるから、たとえばはてなスターとかブクマみたいなもののほうが評価の仕組みとしては幅が広くて普及しやすい、と考える。 今から20年ぐらい前の ASCII Net で、Carp.さんが「ザブトン本位制経済」てのを言ってたことがあって、まあパソコン通信時代の話だけど、たぶんその頃からネッ
新しいPCを買った!!Core2 Duo E6850 3.0GHzでメモリ2GB。ドスパラで買ったので安かった。しかし安いということはつまりパーツが全て安いということで、いつトラブルが起きても不思議ではない。まあトラブル起きたら起きたでそっからは勉強しつつパーツを交換していけばいい。メーカー品だって壊れるときはすぐ壊れるしな。昔買ったIBMのPCは1ヶ月で起動しなくなり、出張サポートの人に来てもらうと、軽くいじって分解してHDDを取り出し、おもむろに「物理クラッシュ」と書いた付箋を貼り付けられた。いい思い出。 あと、モニタを三菱の24インチ液晶モニタにした。でけー。PC用には不要だろってでかさだが、これはHDMIに対応しているモニタであり、すなわち、もうすぐ発売するXBox360ELITEを接続しようという企みなのである。とにかく楽しみだ。 最近の一部のネット社会の瞬間的爆発力と風化スピー
●出会い系SNSのLocu(ロキュ)の仕組みが凄い Locu 局地的極一部で話題騒然のロキュをご紹介。 これは「恋愛SNS」だそうです。SNSヲチャーとして拝見したところ、「どうせ出会い系でしょ・・・微妙・・・」と思っていたのですが、なかなかどうして、よく出来てます。 なんというか、他のSNSのいいとこどりしたようなSNSです。一部ではmixi初期を彷彿させる盛り上がりを見せているという噂。25歳以上限定という謎の制限ありです。 ということで何が凄いのか幾つかご紹介(画像によってはクリックで拡大)。 ■マイミクが「お気に入り風」になっている。 ここはSNSというわりには同性とは繋がれません。繋がりたい場合はコミュニティで繋がっておきましょう。 で、異性とはどう繋がるかというと「お気に入り」システムを使います。「お気に入りに入れる」と、相手の顔写真が自分のページの左下に現れます。いわゆるマイ
アメリカだって匿名社会じゃないか、 そう思っていたとしたら、とんでもない。 ベストセラーに書かれた驚くべきアメリカ社会の実態。 ●「実名・匿名」論争 最近のこのコラムの中で、ネットでダントツに関心が高かったのは、「日本のネットはなぜかくも匿名志向が強いのか」と題した回だった。匿名による情報発信の問題が気になっている人は、少なくともネットでは多いようだ。 もっとも、匿名と実名のどちらで発信すべきかを、ネットでオープンに議論しても仕方がないと私は思っている。 ネットでの個人の情報発信は圧倒的に匿名が多い。実名で情報発信しろというのは、最初から、圧倒的多数の人々を敵に回して議論を始めるようなものだ。結果は見えている。 先のコラムには、「実名で発信するアメリカのほうが異常なんじゃないか」という反応もあったが、「平気で実名で書いているほうが不思議」というのは、日本のネットの平均的感覚だろう。 私も先
小説作家の石田衣良氏について、Wikipediaの項目に悪質なデマが書き込まれているらしい件に関するこちらのエントリコメント欄より >id:medapan (言うまでも無く自分) 〜〜編集履歴を見ると無関係な言葉の挿入など、記述の信頼性を落とすような内容が多く見られ、「情報の流布」よりもネタとしての盛り上がりが編集の目的になっているようです。・・実在人物の名誉毀損までネタにするとは・・。 〜 〜 >id:kaien(親エントリの作者さん) 〜〜 というか、実在人物の名誉毀損ほどおもしろいネタはないのでしょう。他人を傷つけるからこそおもしろい。有名人をばかにできるからこそおもしろい。真実なんてどうでもいいのかもしれません。真実は必ずしもおもしろくないですからね。 ・・・合理的な推測である。 というか、あの編集履歴を見た時点でこれが確信犯的なデマゴーグでない事は薄々には感じていた。認めたくなか
知り合いの女の子が2ちゃんねるで叩かれ、昨日泣きながら電話をかけてきた。私自身数年前にとあるスレで叩かれた経験があるので、そういうのもあって。とりあえず話を聞き続けて、なんとか鎮静化。 日本のブロガーを「金は無いが不満・不公平感だけは人一倍持ってる暇人」と評したのは切込隊長だったけど、人を叩くことが唯一の娯楽と言う人は結構いるらしい。ネットイナゴもこの類だろか。叩くことは「自分が正義の側にいる」って幻想も与えてくれる。彼等はそういうときでもないと正義の側に立てないから、つう事情もあるのかも。んでもって、自分を匿名という安全な場所に置いたまま他人を叩けるのが、彼らにとっての2ちゃんねるの利点やね。 日本社会だと、「何か新しいことをする」のが既存秩序を乱す悪とされてるのに対して、足の引っ張りあいはポスト交代の手段として黙認されてる。そういう社会構造が原因、と主張する友人もおります(やつはなんで
インターネットは性善説の上に成り立っている。 インターネットの情報伝達は、サーバからサーバへ情報をリレーすることで成立している。情報を要求した箇所とその情報を保持している箇所を直結するわけではなく、その間にある幾つもの中継点を通ってやりとりしているわけだが、この中継点はあくまでそれぞれの組織が自分のために用意したものだ。つまり相互に他人のリソースを間借りすることで成立しているシステムであり、相互扶助なくして成立し得ないものと言える。 このことがインターネット上の文化に影響しているのかどうかは判らない。実際のところ、むしろ発祥である大学間ネットワークの気風が大きく影響しているのではないかとも思うが、何にせよ、現在のインターネットは相互扶助の気風を持っている。 インターネットでしばしば求められる関係性は、「個人対個人」ではなく「個人対コミュニティ全体」としての関係であり、即物的なGive&Ta
今日、ITmediaを見ていて、このニュースが目にとまった: iPodに映画割引クーポンを配信 世界初のiPod専門テレビ局、「PodTV」がPodcastingを使ったクーポンの配信を行なったというニュースだ。 iTunesで「朝トレ on PodTV」を確認してみると、本当だとどいている。 Podcastによるクーポン配信って、これまであるようでなかったおもしろいアイディアかもしれない。 今回は「朝トレ」というニュース番組を通しての配信だったが、やろうと思えば「今日のクーポン」みたいなCoupon Casting専門Podcastチャンネルだってつくることができそうだ(iPhotoを使ったPhotocastingで十分)。 私ももう少しマメな性格なら、ドメインを取って30分後にも事業化しているかもしれないのに... (どこか他のところが、実際にそれを始めて成功したら悔しいので、ぜひPo
『サイゾー』の今月号に掲載されている「M2」に、内藤朝雄さん、後藤和智さん(NGコンビ、とか略すのかな)がゲストとして参加しています。内藤さんも後藤さんも、「俗流若者論」の間違いを徹底的に批判してきた方。それに対し、宮崎哲弥さんが内藤さんのディスクールを「非常に強迫的」とたしなめつつ「それで何をやりたいのかな」と問い、宮台真司さんが「『お前は間違っている』と否定するのではなく、「わかるよ」と寄り添いつつ説得する」「排他的人間をも包摂する原理」という処方箋をもって「動機付けに勝つ」ための回路を開けないかと提案しています(参照)。 もちろん「排他的人間をも包括する原理」を徹底することは一筋縄ではいかず、過剰とも思えるエネルギーが必要です。また、宮崎さんも「そもそも社会というのは『不透明なもの』『得体の知れないもの』『おぞましきもの』……すなわちアブジェクトなものを排除する空間であることを前提と
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
あんま詳しくないのでアレだけど、学生のころにこんなお話を勉強した*1のを覚えている。 (モノの)稀少性の支配する経済においては、消費は欲求の充足以外のなにものでもない。ところが現代の日本のように、生産が増大し、基本的な欲求や必要を十分満たしてしまってモノがありあまる段階になると、消費のあり方は一変する。 (消費社会においてモノは)他者との関係における「意味」つまり「社会的意味」において消費されている。消費は、消費対象の表示する意味の消費――たとえば「自分らしさ」「リッチな気分」「ハイセンスな生活」――に転換している。それは経済合理的な行動というより、すぐれて文化的な行動である では、「情報の消費」はどうか。 こんなふうに言い換えてみてもあまり違和感はないですね。 (情報の)稀少性の支配する経済においては、情報の消費は欲求の充足以外のなにものでもない。ところが現代の日本のように、情報の生産が
テキサス州オースティン発--その規模と熱狂振りの大きさを多くの人が語ったSouth by Southwest(SXSW)Interactiveカンファレンスだが、変わらなかったことを誰もが喜んでいるように見えたことが1つだけあった。それは、SF作家のBruce Sterling氏が閉会の言葉を述べたことだ。 およそ45分間のスピーチの間、Sterling氏はWeb 2.0技術に関する疑問点から、海外で米国および米国民がどのように見られているか、さらに、現在同氏が住んでいるセルビア・モンテネグロの都市ベオグラードの政治問題や日常生活にいたるまで、多くの問題に言及した。 Sterling氏のスピーチは全般的に反抗的かつ叙情的で、同氏のスタイルを貫いていた。それは、現代技術への賛歌であり、また、今の世の中、その気になればどこででも生きられるにも関わらず、1カ所に留まっているように見え、それでいて
何を今さら的過ぎて書くのも恥ずかしいが、堀江貴文の逮捕以来、ライブドアグループの関連企業が次々脱退し、取引先銀行も次々手を引いているという報道を目耳にして、堀江個人にちっとも好感を持たなかったわたしでさえもなんかいやなものを感じている。 ライブドア摘発直後も、個人の感情として堀江貴文という人物に好感を示すという人物は所々にいたが、個人の好みがどうあれ、法的に犯罪者とされた相手との取引はやめるというのが「大人の論理」なのだろう。 しかしである、かつて、田中角栄はロッキード事件で実刑判決が出てなお、地元新潟では圧倒的に支持され続けた。「法治社会のルール」と「世間の感情」は必ずしも一致せず、二重基準が存在するという考え方の方こそ、長らく日本社会での暗黙の「大人の論理」ではなかったか? まあ、ホリエモンと角栄の違いは明確に歴然としている。角栄が、道路や線路の開発などで新潟の土着の民の生臭い生活利権
若年層の正社員採用がほとんどない世の中である。もしかしたら、同じような経験をしたことがあるのかもしれない。じっとトレイを持ったまま辛抱強く待っている若者の集団に「みんな意外に優しいなあ」などと思ってしまった。 日本人は優しいのではないか、と思うことがよくある。それに辛抱強い。大したものだと思うのは、ハプニングがあったときにも、そう簡単に声を荒げることはない。もちろん例外はいるが。多くの場合、辛抱強く待ち、時にはそのトラブルの主に何とか手を貸せないものかと思案していたりする。外国人がみな優しくないなどと言う気は毛頭ないが、老若問わず、耐えて方向を探る国民性なのだろうなあと思う。もちろんこれも良し悪しなのだが。 さて、しかし。しかしである。話は甘いままでは終わらない。 互いに顔が見え、年がわかり、互いの困難が見える範囲で優しい国民性も、匿名になったとき優しいままでいるとは限らないようだ。以前に
シナトラ千代子 - 「みんなになりたい」大手小町の仕組みはネットになにをもたらすのだろう http://d.hatena.ne.jp/wetfootdog/20060214/p1 大手小町は「マスの常識」を共有したいという願望をかなえるための装置として動いているのではないか。「自分の意見が言いたい」というより「みんなと同じ意見が言いたい」場所が求められているのではないか。 いわゆるネット右翼なども主義や思想が影響して……ではなくて、そういう「みんなになりたい」ひとたちに見えることがよくある(とくにコテハンでもない匿名の場合)。とすると、彼らに必要なのは「みんなになる仕組み」であって、ブログとかmixiとかの「個を主張する」「個と個が結びつく」といったものではないということになる。 「みんなになる」ためには匿名であってもかまわないし、むしろそのほうがいい。つまり自分たちと異なる発言などはほと
以前から大手小町(発言小町)の回答が似たような内容になるのはなんでだろうかと思っていて。 ○助けて下さい。貯金を借りた私 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) (http://www.yomiuri.co.jp/komachi/reader/200601/2006013100068.htm) 去年から夫に内緒で始めた株で1000万以上損してしまい、その損を埋めるために去年夫婦の貯金だけでなく夫の独身時代の貯金から無断で借りて返済しました。もうどうしようもなかったんです。。。。 この質問は削除されたようです*1。 ほかの回答者と同じことをどうして答えるのだろうか 寄せられた回答は 「正直に話せ」 「離婚を覚悟しろ」 「働いて返せ」 「早く話すべきだった」 「いったいどうしてそんなに損失出したのか」 だいたいこのどれか。正論というか、「こんなアドバイスならい
◆ネットはいつ「リアル」の仲間入りするのだろうか: H-Yamaguchi.net catforgさんに見抜かれてるのが悔しいとこなんだけど確かにこのエントリには色々思うところあり。といってもこのエントリ自体は普通に興味深く読んでちょっと別なアプローチで語れるんじゃないかとかあれこれ考えてたりするんだけど、ただそもそもオレは現在のネットを非リアルと定義した上で「ネットのリアル化」を語ること自体にそれはちょっと違うだろと考えてる。「リアル」って言葉が大体議論の混乱の元なんです。なぜなら何をリアルと感じるかが人によってまるで違うからそこでどうしても話がすれ違ってしまう。ということで「リアルって何だ」ってことも含めて「ネットのリアル化」を言う人の心理について。 上の記事のブクマコメントにもあるけどネットは人によってはもう十分にリアルだったりする。特にネットの世界に積極的に参加してアクションを起こ
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