「稲庭養助」の店内 日本3大うどんの1つ「稲庭うどん」の老舗「佐藤養助商店」(秋田県湯沢市稲庭町)が先ごろ、台湾に初出店し大盛況だという。台湾の麺といえば、牛肉麺が知られるが、稲庭うどんの単価はその3倍にもかかわらずのヒット。さらに、先行進出していたライバルの「讃岐うどん」に対抗する秘策もあった。 佐藤養助商店が7月8日にオープンしたのは台湾・台北市中山区にある「稲庭養助」。秋田を代表する食べ物の1つで、日本3大うどんの一角である稲庭うどんが台湾に進出するのは初めてのことだ。台湾の世界的企業の大物が来日した際、初めて食した稲庭うどんに感動。その後、本社を訪れ、台湾出店を打診したことを受けての進出だった。中山区は繁華街で、ビジネスマンから買い物客まで様々な客層が同店を訪れる。営業部長の麻生雅樹さんは「おかげさまで開店以来、56席がずっと満席です。予約が取れない状況が続いています」とうれしい悲