大阪大学の森田清三教授、阿部真之・准教授らによって、直径が1000万分の7mmの原子を12個並べて世界最小の文字を書くという試みが行われた(読売新聞の記事)。 これは 錫原子でできた基板にシリコンの針を接近させ置換させることで文字を描くというもので、原子間力顕微鏡の改良により達成されたとのこと。 実は以前にIBMもキセノン原子で文字を描くことに成功しているのですが、こちらは室温ではなく極低温環境で行われたものであるという所に違いがあります。 原子レベルでの精密加工を行って、そのまま室温で保持できるこの研究成果はより広い応用範囲が見込まれるところですが、スラドの人達ならこの技術でどんなアレゲなデバイスを作ろうと思うのでしょうか? スズで表面を覆った基板に顕微鏡のシリコン製の針をギリギリまで近づけると、針先からシリコン原子が飛び出し、スズ原子1個と入れ替わるという現象が発生するそうだ。これを利