日本音楽著作権協会(JASRAC)が、楽器の演奏を教える大手音楽教室から著作権料を徴収する方向で検討していることについて、著作権料の分配を受ける作詞・作曲者側からも反対意見が出ている。作詞家の及川眠子(ねこ)さんが3日、Twitterに反対意見を投稿したほか、宇多田ヒカルさんも4日、Twitterで反対を述べた。 JASRAC外部理事で東京大学教授の玉井克哉さんはTwitterで、JASRACの立場について説明した上で、「創作者にはさまざまな考えがあり、宇多田さんのような考え方は少数」と述べている。 JASRACは、「ヤマハ音楽教室」など楽器の演奏を教える大手の教室について「公衆に演奏の場を提供している」と判断し、著作権料を徴収する方針だが、音楽教室側は反発。ヤマハ音楽教室を運営するヤマハ音楽振興会や河合楽器製作所などは3日、JASRACの方針に反対する「音楽教育を守る会」を結成した。 作