イエメンの首都サヌア(Sanaa)の議会前で、婚姻法の修正案に賛成するデモ行進に加わった少女。彼女は強制結婚させられたが、その後離婚を勝ち取った(2010年3月23日撮影)。(c)AFP/MOHAMED HUWAIS 【4月9日 AFP】イエメンで、強制結婚させられた13歳の少女が結婚から5日目に、性交時に裂傷した性器からの出血が原因で死亡した。地元の人権団体が8日明らかにした。 同団体によると、この少女は前月29日、一方の家の兄弟がそれぞれ他方の家の兄弟と結婚する「交換婚」と呼ばれる形式にのっとり結婚した。だが今月2日、ハッジャ(Hajja)州の病院で、性器からの出血が止まらず死亡した。 部族意識が非常に強いイエメンでは少女の強制結婚が広く行われ、第二次性徴を迎える前に結婚する例も多い。前年9月には、12歳の少女が難産のため新生児ともども死亡し、早婚の妻の死亡リスクの問題に注目が集まった