ポーランドのワルシャワ中央駅では10日、多くの乗降客がカチンスキ大統領が乗った航空機墜落を報じるテレビの前に集まり、墜落現場の状況を伝える映像に見入った。 ポーランドでは今回の事件の衝撃は強く、涙をぬぐいながらテレビに見入る女性の姿も見られた。 ワルシャワ大学学生のピョートル・オリヒンスキーさん(21)は「カチンの森でプーチン首相が示した姿勢が、ポーランドの複雑な対ロシア感情を微妙に和らげる可能性はある。そんな時期にこんな事故が起きるなんて。これで対ロシア感情が悪化するとは思わないが、国内の政治状況への影響は計り知れない」と語った。 会社員の男性は「大統領をはじめ、これだけ多くの要人が一度に死ぬと大変なことになる」と述べた。(共同)