原口一博総務相(50)の“お友達人事”が波紋を広げている。無駄排除や行政改革が叫ばれる中、なんと総務省の顧問が21人もいるのだ。そのうち国会議員経験者が11人おり、テレビで共演するなど近い人物が目立つ一方、民主党の小沢一郎幹事長寄りの関係者もいて、野党が問題視している。小沢氏の覚えめでたく“ポスト鳩山”のダークホースともいわれる原口氏に、なにがあったのか。 総務省顧問は昨年10月、原口氏が主に郵政問題と地方分権の政策立案について「ご指導いただきたい」というスタンスで23人を任命。先月に事務次官を顧問に迎える人事を行い、現状は各省庁の中で最も多い21人となっている。非常勤国家公務員で、2時間以上の勤務で日当2万200円、2時間未満で1万100円が支給される。 定員はないが、自民党政権下では、幹部職員が退職後に1人か2人程度就くポスト。佐藤勉前総務相時代では2人だっただけに、その人数は異例