北沢俊美防衛相は19日午後、パキスタン大洪水の被災者支援のため、国際緊急援助隊派遣法に基づき陸上自衛隊ヘリコプター部隊に派遣準備を指示した。 ヘリ部隊派遣は被災住民や救援物資の輸送手段が大幅に不足しているとして、米政府が日本に要請したのを受けた措置。パキスタン政府は被害が大きかった北部地域での活動を求めているが、日本側は比較的安全な南部カラチを拠点に活動する見通しだ。 派遣を予定しているのは、陸自の輸送ヘリUH1と大型輸送用ヘリCH47の計6機。これに支援の航空自衛隊などの部隊も含めて要員は総計で300人を超える見込み。