障害者差別ともとれるブログの記載が反発を招いている鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が21日、福岡市内で講演し「活力ある社会をつくるため、生命の部分に踏み込まなきゃ駄目。表現として厳しいかもしれないが、刈り込む作業もしないと全体が失われる」と持論を展開した。 福岡市の信用調査会社が主催。会社経営者や地方議会の元議員ら約20人が耳を傾けた。講演会で市長は「植物で考えると分かりやすい。わたしたちは葉っぱや枝のようなもの」と解説。「社会づくりは木を育てるようにしなきゃならない。枝の先が腐ってきたら切り落とさないかん」と強調した。講演後に報道陣から真意を問われた市長は「障害者のことを指したのではない」と否定しながら「分からない人には答えない」と話した。 市長はウクレレを弾き、自作の歌詞で替え歌も披露。自分の立場を「裁判対策考える ああやんなっちゃった」と歌ってみせた。