【ソウル聯合ニュース】韓国防衛事業庁と大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は28日、フィリピン空軍の多目的戦闘機購入事業を韓国航空宇宙産業(KAI)が受注したと発表した。政府間取引(G2G)として韓国製の軽攻撃機「FA50」を12機輸出する。 輸出契約は総額4億2000万ドル(約429億円)規模で、契約発効から3年2カ月以内に引き渡しを完了する。 FA50はKAIと米ロッキード・マーチンが共同開発した高等練習機T50を軽攻撃機に改造したモデル。全長13.13メートル、最高速度マッハ1.5で、最大4500キロの武装搭載が可能だ。 今回の事業ではスウェーデンやイタリア、ロシア、英国などと競合したが、KAIと韓国空軍はFA50の利点を積極的に売り込んだ。昨年11月、フィリピンの甚大な台風被害に対する韓国政府の復旧支援も受注の成功につながったとされる。 T50系の輸出は2011年のインドネシア(16