はたして、選挙戦の王道はあるのだろうか?どうしたら票が取れるか…これは、各級選挙での候補者の命題である。過去に東京都選挙管理委員会が、「なぜ投票したのか」というアンケート調査をしたことがある。その結果は、「ウグイスさん」には申し訳ないものだった。 宣伝カーの連呼により投票:0.1%という結果だ。先日、ある吞み会で都議候補の知人が「今朝8時すぎから、知り合いの都議候補が名前を連呼していた。嫌がらせにしか思えない。絶対、投票しない」と怒っていた。 自分が候補者ではない選挙は客観的に見ることができる。街は、都議会選挙に実に無関心である。必死なのは陣営と候補者だけ。冷静に有権者の投票行動を見極める努力が必要だ。 では、選管の調査で投票理由のトップは何か。それは「知人、友人に頼まれたから」というものだ。いかにも、日本人らしい主体性のない判断基準だが、多分、事実はそうなのだろう。主権者意識の欠落を嘆い