野菜スープ あらためて野菜スープを考える。 1990年代前半に「野菜スープ」という代替療法が流行った。記憶が風化しないようにあらためて今、考えてみたい。 もとは、小冊子「生命(いのち)の恵みへの招待」(予防医化学研究所編印刷)であった。冊子には著者名は出ていないが、立石和という人物である。これが、後日「野菜スープの怪人」(おそらく週刊文春の記者が名づけたと思われる)の活躍の始まりであった。 私が、野菜スープの話を聞いたのは、1992年ごろだったと思う。いわゆるニューエージ系の講師がサイババやUFOの話をする中で奇跡的な治癒が起きる例として、持ち出された。私は原本の入手先を尋ね、「生命(いのち)の恵みへの招待」を入手した。オーバーな内容と野菜スープがなにものかをご理解いただくために一部を引用する。噂だけで知っている人も原文をご覧になったことはないのではないだろうか。 生命(いのち)の恵みへの
