俗世, 法, 難癖 | 21:25 | 基本的に私は是とするしかない、もちろんここにウィトゲンシュタインを呼び込めばかなり厄介なことになるのだが、たとえその時でさえ私は社会の側に立つしかないだろう。 少しブレイクダウンしてみると、人は終始一貫することはできないということは、それはその通りで経験的な事実と言い得るだろうが、人は矛盾することを信念として持ち得ないということもまた同様であるように思われる(矛盾律)。 ライプニッツにとって、それは主知主義的弁神論を基底するための道具立てだったが。 ところで「自由主義社会においては手続的正義を重視する」という物言いを法実証主義と名指すことができるかということでいえば、それは率直に牽強付会に過ぎるだろう。 確かに法実証主義の要諦は「道徳を重んじるがゆえに法と道徳を切断せしめる」というところにあるのだが、我が憲法31条にいう適正手続の保障(du