2月の終わりに厚生労働省が都道府県別の平均寿命のランキングを発表しました。 長野県が1位というのはご存知の方も多いと予想します。最下位は青森県でした。 この5年おきの調査では青森県が最下位なのは、男性は1975年から連続8回、女性は2000年から3回連続です。その原因については他の報道で書かれているので省略させていただきます。私が注目しているのは国立がんセンターがん対策室情報センターが公表した2011年のがんの統計では、青森県がワースト1位で長野県の死亡率が最も低いという結果です。 これは何を意味するかというと「がん」というものの情報が不足していると私は考えています。 平成24年の厚生労働省のがん対策予算は357億円もあります。 その予算の中に「がん予防・早期発見の推進とがん医療水準均てん化の促進」に125億円が当てられています。さらにその中に「がん予防の推進と普及啓発」に14.3億円が使
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