新聞を取っていなくても、パソコンやスマートフォンで折込チラシが無料で閲覧できる電子チラシ配信サービスの利用者が増えている。 2001年に凸版印刷がサービスを開始して以来、大日本印刷、ニフティ、リクルートなどが参入し競争が激化。12年3月にはリクルートの「チラシ部!」が撤退している。 最大の会員規模を誇るのが、凸版印刷の「Shufoo!(シュフー)」だ(写真参照)。12年10月末段階で、月間の利用者数は424万人(前年比2.12倍)、ページ閲覧数(PV)は8670万件(同3.36倍)と急成長。チラシ掲載企業数は1600社(同2.46倍)、店舗数は8万1000店(同1.17倍)となった。 「12年は電子チラシ元年です」。Shufoo!を運営する電子チラシ事業推進部の亀卦川篤部長の鼻息は荒い。電子チラシの多くは新聞折込チラシをそのまま転載したものだが、ウェブ限定の電子チラシの配信を始めるクライア