先日、知り合い数人が葬式に出た。故人は私にとっては知らない人だが、彼ら(彼女ら)にとっては共通の知人だ。で、彼らがその時の様子を語り合うのを、傍で聞いていた。「物凄い数の人が来ていた」「○○さん(個人)って好かれてたんだね」「某有名人も来ていた」などなど。それまではふーん、良い人だったんだな~と聞き流していたが、次の言葉にドキっとさせられた。 「人は死んだときにその人の評価が分かるって言うもんね」 知人らの言葉を聞く限り、「人が沢山来る」=「沢山の人に愛されていた」=「良い人間」という事なのだと思う。それは別に全然おかしな事じゃない。友達は多い方がいい、人脈は広い方が良い、という考え方は一般的なものだ。 私は友人が少ない。もしかしたらゼロかもしれない。一緒に遊びに行く事はあっても、誕生日を祝ってくれるような人はいない。私が死んだら葬式はどうなるのだろう。職場の人、何人かの知人は来るだろうが