新発田市は7日、個人が空き家を市に登録し、希望者に情報提供する「空き家バンク」を創設する、と発表した。空き家取引を活発化することで市内の人口維持を目指す。 この制度を使って市外から空き家を購入して転入した場合、10万円を補助する。市民の場合は5万円で、空き家登録者にも5万円を出す。空き家登録は6月10日から受け付ける。近く市職員らによる空き家調査も開始する。 また、中心市街地のにぎわいを取り戻すため、市役所周辺で住宅を取得し市外から転入する人にも補助金を出す。金額は新築物件で最大150万円、中古物件で同90万円。先着20件程度。対象はここ20年間で人口が20%以上減少している本町など9町の一部。二階堂馨市長は7日の定例会見で「市の人口は現在約10万2千人だが、10万人を堅持する」と述べた。