昨年、SBS—TVの人気ドラマ「燦爛たる遺産」で、チンソン食品の会長は、赤の他人であるコ・ウンソン(ハン・ヒョジュ扮)に、全ての財産を譲るという遺言状を書く。無駄遣いする嫁や頼りがいのない孫息子、孫娘よりは、善良でしっかりしているウンソンが自分の遺産を守れるという判断からだ。勿論、現実には、遺族に一銭も渡らないことはない。民法では、血縁主義を基本としているからだ。他人に全財産を譲ると遺言しても、遺族には遺産の一定額が与えられる「遺留分」を残すようにした。つまり、ウンソンが遺産の半分を、遺族が残りの半分を相続するということだ。 ◆しかし、これからは親や配偶者、子どもであっても、一定期間以上、扶養義務を負わなかった場合、遺産を相続されない可能性が高くなった。法務部は、家族関連制度の全面的な見直しが必要だという判断の下、家族法改正特別分科委員会を設置し、来年上半期までに改正案を確定する方針だ。こ