東北・低調な移植医療 臓器移植ネットの上野さんに聞く 移植コーディネーター上野秋花さん 東北での脳死による臓器提供数は1997年の臓器移植法施行後、10人で全国の6%にとどまる。6月15日付で閉鎖した日本臓器移植ネットワーク東北連絡所(仙台市)に約8年常駐し、提供家族と移植を受ける患者の懸け橋を務めた上野秋花チーフ移植コーディネーターに、東北の移植医療や提供家族を支える現場について聞いた。(聞き手は報道部・高橋鉄男) -東北で移植医療が低調だ。移植法施行前から可能だった心臓停止後の移植も腎臓に限って見ると、統計がある95~2011年は47人で全国の3%にとどまる。 「脳死や心停止下で病院などから寄せられる移植検討情報は、臓器提供数の5~6倍ある。家族の同意が得られなかったり、医学的な理由で断念したりしたケースは少なくない」 -東北特有の難しさがあるのか。 「都市部に比べ家族や親戚が
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