トヨタ自動車は、東芝やパナソニック、名古屋大学、理化学研究所などと共同で、高齢者の安全運転を支援する技術開発に取り組む。 周囲の自動車や歩行者、自転車などの位置情報をリアルタイムで解析し、次の動きを予測してドライバーに伝え、歩行者の飛び出しや出合い頭の交通事故を防ぐことを目指す。 自動車のカーナビゲーションシステムや、歩行者や自転車の人が持つ携帯電話の全地球測位システム(GPS)が発信する位置情報を「ビッグデータ」として活用する。運転する自動車の車載レーダーなどで衝突を回避する自動運転システムも組み合わせる。 また、高齢ドライバーの脈拍や脳波などもコンピューターが計測し、健康な状態でハンドルを握っているかどうかも確認する。