長引く不景気の中、日本では葬儀ビジネスが成長産業として注目を浴びている。高齢化に伴う葬儀件数の増加が見込まれる一方で、少子化や不景気ゆえに、低価格でシンプルなサービスの需要が伸びてきている。異業種やベンチャー企業からの新規参入も相次いでおり、今後数年間で、市場規模が2兆円を突破するとも言われている。海外からも注目を浴びている。 【米国発の宇宙葬、まずは日本から海外進出】 最近では、米国で元NASA技術者が立ち上げたベンチャー企業・エリジウムスペース社が、破格の宇宙葬サービス「Memorial Spaceflight」を開始することを発表している。従来の価格の約半分程度の1990ドル(約19万5000円)で、遺灰の一部を入れたカプセルを宇宙に打ち上げる。遺灰は数ヶ月から数年間にわたり地球の周回軌道を回った後に大気圏に突入し、「流れ星」のように燃え尽きるという。 また、新たな試みとしてスマート