2011年12月31日、僕の父方の祖父、父の父が亡くなったと田舎から連絡が入った。 葬儀は三が日が明けた4日になるそうだ。父の田舎の風習で、先に火葬を行うとのことで、火葬を3日、葬儀を4日に行う予定だ。 父は長男なので、当然喪主となるべきところなのだが、数年前に脳卒中をしており、言葉と体が不自由だ。 近しい親戚がいるので、その親戚が喪主をすることになる。本来は長男である父がすることであるのはわかっているのだが、 挨拶が満足にできない、歩くのも立ち上がるのにも時間がかかる父が、喪主のような忙しい役目は果たせない。 親戚が喪主を務めることには誰も反対しなかった。大晦日の時点で、祖母もそれを了承していた。 我が家は田舎から離れているので、2日には現地入りができるように移動手段・ホテルの手配をした。 ここでも本来ならすぐにでも駆けつけなくてはいけないのだが、31日はまだ帰省ラッシュであり、新幹線も