近年は死後、墓に入らずに遺骨を海や山に撒く「散骨」を行うという人が増えているという。家族や親戚ではなく、親しい友人とお墓に入るという人もおり、今までの墓・葬儀のあり方が変わってきているようだ。そんななか、海外で一風変わった葬儀の形を提案している会社がある。 その葬儀とは、遺灰をレコードにして保存するというもの。生前に肉声を録音し、遺骨をレコードにしてプレスするのである。しいて言うなら、「レコード葬」といったところだろうか。はたして需要はあるのか? ちょっと変わった死後の形を提案しているのは、「And Vinyly」社だ。仮に余命が限られているとわかったとき、事前に肉声を録音する。それだけなら、パソコンやスマホを使って自分でもできるだろう。ここからがこのサービスのすごいところ。火葬した後に、その遺骨でレコードを作るのである。 同社のサイトには、サービス利用のための簡単なステップが紹介されてい