タブレット端末の普及とともに、一気に盛り上がるとの見方もあった電子書籍市場だが、サービスもコンテンツも増えてはいるものの、まだ紙の市場を置き換えるほどの存在にはなっていない。そうした中、漫画マニアの注目を浴びるサイトがある。無料で漫画が読める「Jコミ」だ。 Jコミは「絶版漫画」を提供する。著作権者である漫画家の許諾を得て、紙面をスキャンしてWebサイトで公開している。漫画には広告が挟まれており、その収入は全額、漫画家に渡すという仕組みだ。 Jコミの主催者である赤松健氏は、週刊少年マガジンで「ラブひな」「魔法先生ネギま!」を連載していた人気漫画家だ。 記事タイトルに引いた赤松氏の言葉は、今後の電子書籍市場、特に漫画の市場がどうなるかを問いかけたときの回答である。 「読み放題」は、コンテンツごとにお金を払うのではなく一定の料金を払えばどのコンテンツでも読めるシステムを指す。「無料」は、広告など
![「電子書籍は読み放題か無料になる」~赤松健氏・Jコミ代表/漫画家](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)