前回に引き続き、本田技研工業営業開発室の渡辺春樹氏のインタビューです。後半では、ケータイを中心に話を伺っていきます。 次のステージは“トリプルスクリーン”の時代 小野:後半はケータイというメディアについての渡辺さんの考えをうかがっていきたいと思います。 渡辺氏(以下、敬称略):私は常に、ケータイは最強の補完メディアだと言っています。なぜそうなのか。私たちは今、パソコンのネットという最強のメディアを持っています。前にも言いましたが、ほかのメディアは補完です。その中で携帯電話はお客様の一番近くにある。あまり近づきすぎると嫌がられますが、近いというメリットを持つ携帯電話は、最強の補完メディアになる可能性を秘めている。だから頑張りたい。次のステージはトリプルスクリーンの時代です。 小野:それはテレビとパソコンとケータイということですね。 渡辺:1mちょっとの距離で見ている大画面テレビ、30〜50c