【ロサンゼルス=松尾理也】インターネット検索世界最大手グーグルは7日、創立10周年を迎える。スタンフォード大学の学生2人がシリコンバレーのガレージでひっそりと始めたベンチャー・ビジネスが、たった10年で株式時価総額1500億ドル(約16兆円)を超える巨大企業に成長した軌跡は、インターネットが現代社会に与えた衝撃の大きさと比例している。 グーグルは7日、おなじみとなった同社の検索画面に10本のロウソクを立てたバースデーケーキを登場させる予定だ。 グーグルは1998年9月7日、スタンフォード大の無名の学生だったサーゲイ・ブリン=当時(24)=と、ラリー・ペイジ=同(25)=の両氏によって創業された。ベンチャー・キャピタルから引き出した創業資金は、通常のスタートアップ(会社創業)の相場とかわらない100万ドルあまり。創業時はスタンフォード大の学生寮の自室に置かれていた本社は、まもなく大学近くの住