北朝鮮北東部で起きた大規模な洪水被害について、29日まで北朝鮮を訪問していた国際赤十字・赤新月社連盟の担当者が、中国・北京で会見を開き、被災地での気温が氷点下になる冬を前に、国際社会に改めて支援を呼びかけました。 29日まで北朝鮮を訪れていた国際赤十字・赤新月社連盟の担当者は、中国・北京で会見を開いて、現地の状況を説明しました。 会見では、被災地の映像をスクリーンに映して、家を失った住民が仮設テントで暮らしている様子などを見せながら、来月には気温が氷点下15度まで下がると予想されるものの、食料品や飲料水に加え、衣類や暖房用の燃料などが不足していると指摘しました。 そして、国際赤十字・赤新月社連盟が先月、国際社会に呼びかけた1550万ドルの緊急支援は、これまで目標の25%しか集まっていないとして、改めて支援を呼びかけました。 ただ、北朝鮮は洪水によって大きな被害が出た直後に、5回目の核実験を