ちくわがおいしく進化=そのまま食べる新商品が人気 東京都内のスーパーで販売されているちくわ製品=14日、東京都中央区の築地市場 サラダや酒のつまみなど、調理なしで簡単に食べられるちくわに上質なものが増えてきた。原料や製法にこだわって価格は高めだが、歯応えや味の良さが好評で、メーカー各社は開発や販売に力を入れている。 日本水産は約2年前、使用原料のランクを上げて1袋の本数を減らした「おいしいものをちょっとだけ」を発売した。主原料のスケトウダラを、漁獲される季節や海域などで吟味し「ちくわに最適な組み合わせや加工法でしなやかな食感を実現した」と開発担当者。弾力を補うために使うでんぷんの量も減らし、雑味が消えたという。今年からは、でんぷんを一切使わない「太ちくわ」も加えた。 最大手の紀文食品も、西日本など地域限定で発売しているでんぷん不使用の「生ちくわ」の販売が好調。食感の向上に加え「表面の皮