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ブックマーク / eulabourlaw.cocolog-nifty.com (55)

  • 今野晴貴・藤田孝典編『闘わなければ社会は壊れる』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    今野晴貴・藤田孝典編『闘わなければ社会は壊れる 〈対決と創造〉の労働・福祉運動論』(岩波書店)をお送りいただきました。 https://www.iwanami.co.jp/book/b454642.html 多くの人々が十分な社会保障・福祉を受けることなく,日々の暮らしにも困窮している.雇用と労働をめぐる環境は悪化の一途を辿り,ブラック企業による被害は後をたたない.一人ひとりの生活を守りつつ,社会全体の変革をめざす運動を生み出すことが求められている.労働と福祉,それぞれの領域から提起する,当の闘い方. 中身は以下の通りです。 はじめに  今野晴貴・藤田孝典 第一部 福祉運動の実践をどう変革するか? 1 みんなが幸せになるためのソーシャルアクション――福祉主体の連帯と再編を求めて ……………藤田孝典 2 ソーシャルビジネスは反貧困運動のオルタナティブか?――新しい反貧困運動構築のための試論

    今野晴貴・藤田孝典編『闘わなければ社会は壊れる』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    a1ot 2019/07/20
    “工夫が足りないことの結果として自分の見解が広く理解されなかったことの結果責任の自覚なく、「聞き入れないあいつらがわかってない」と言っているだけでは、さらに多くの人たちから相手にされなくなっていくだけ
  • ビットコインは未来の通貨に非ず - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ソーシャル・ヨーロッパ・マガジンに新年早々、ポール・デ・グラウウェの「ビットコインは未来の通貨に非ず」という大変興味深いエッセイが載っていました。デ・グラウウェはLSEの教授ですが、もとはベルギー人でルーバン大学の教授でした。 https://www.socialeurope.eu/bitcoin-not-currency-future (Bitcoin Is Not The Currency Of The Future) ヨーロッパでもビットコインバブルは猛威を振るっているようで、通貨の歴史を振り返りながら、それが未来の通貨であるどころか、むしろ金位制時代に逆戻りする古風な、あるいはむしろ野蛮な通貨であることを諄々と論じています。確かにビットコインは「マイニング」(採掘)されるという点でも、金位制に近いのかもしれません。 やや長いエッセイの、金融政策という観点から重要な数パラグラフを

    ビットコインは未来の通貨に非ず - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 自民党は今でもリベラルと名乗っている唯一の政党である件について - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    なんだか、言葉のねじれが極限まで行き着いて、来左派=ソーシャル派に対する右派を意味するはずの「リベラル」が、もっぱら左派を意味する言葉になって、新党から排除するのしないのという話になっているようで、そのあまりの言葉の乱れように頭がくらくらします。 3年前にも書いたように、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-787c.html自民党は今でもリベラルと名乗っている唯一の政党である件について) ・・・でもね、日は、少なくとも戦後半世紀間にわたって左右の二大政党の名前は、 右派のリベラル・デモクラティック・パーティ と 左派のソーシャリスト・パーティ だったんですよ。 いや、それどころか、今でも、安倍晋三首相率いる右派政党の名前は、堂々たるリベラル・デモクラティック・パーティであることに変わりはないわけなんですね。

    自民党は今でもリベラルと名乗っている唯一の政党である件について - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    a1ot 2017/09/30
    “「リベサヨ」左翼のくせにリベラル・デモクラティックなことを言う奴”
  • 「日本はなぜここまで教育にカネを使わないのか」への答え - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ニューズウィーク日版に、舞田敏彦さんによる「日はなぜここまで教育にカネを使わないのか」という文章が載っています。 http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/09/post-8491.php ブログでも再三取り上げてきたOECDのデータ等を使って、「日はいかに教育にカネを使わないのか」を提示しているのですが、文章を最後まで読んでも、「日はなぜここまで教育にカネを使わないのか」という問いかけもなければ、「それは・・・・だからだ」という答えも書かれていません。 まあ、タイトルは編集部が勝手につけたのかも知れないので、舞田さんの責任とは言えないかも知れませんが、タイトルを見て答えが書かれていると思った人の欲求不満を、僭越ながら拙文を引用して少しでもなだめてみたいと思います。 昨年『POSSE』32号に載せた「日型雇用と日型大学の歪み

    「日本はなぜここまで教育にカネを使わないのか」への答え - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    a1ot 2017/09/23
    “日本型雇用における中高年の高賃金とは、西欧諸国であれば公的な社会保障で賄われているはずの教育費や住宅費といった必然的生活コストを個別企業の賃金で賄うという意味がありました”
  • 「同一労働」の中身 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    国際経済労働研究所が出している月刊誌『Int'lecowk 国際経済労働研究』の8月号に、同志社大学の石田光男さんが「 「同一労働同一賃金」の「同一労働」とは何か」という見開き2ページの短文を寄せています。 http://www.iewri.or.jp/cms/archives/2017/08/intlecowk-201781072.html 見開き2ページといいながら、ここまで端的に物事の質をズバリと書いたひとはあまりいないようにも見受けられるので、その冒頭部分の数パラグラフを引用しておきます。 ・・・日の何がこの来平易なはずの問題を難題にしているのか。手順を追って考える必要がある。 まず確認しなくてはならない点は、これが少しも難題ではない欧米諸国の実情を知ることである。・・・これらの国々では、そもそも賃金というものは、日のように個別企業が管理の手段として活用できるものとは考えら

    「同一労働」の中身 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 俺はね、五人潰して役員になったんだよ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    松崎一葉『クラッシャー上司-平気で部下を追い詰める人たち』(PHP新書)をお送りいただきました。ありがとうございます。 自分の出世のために、次々に部下をつぶしていく人の精神構造と対処法を、数多くの実例に接した精神科の産業医がやさしく解説。 クラッシャー・ジョウじゃなくって、クラッシャー上司です。 著者の松崎さんは数少ない産業精神医学の専門家。いじめパワハラが大きな問題となり、電通第二事件が世情を賑わしている今日、是非多くの人々に読まれるべきです。 とともに、そこに描かれているいくつもの実例を読む進むにつれ、圧倒的に多くの組織人たちは、「あっ、これ、我が社にもあるある」という思いを何回もするでしょう。そう、「多くの会社、組織のメンタルヘルスを見てきたものの経験値として、一部上場企業の役員のうち数人は「クラッシャー上司」がいる、ということはできるだろう」と著者は述べています。 彼らクラッシ

    俺はね、五人潰して役員になったんだよ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    a1ot 2017/01/09
    “クラッシャー上司たちは一種の発達障害。社内の被害者を生み出し続ける「未熟なデキル奴」。そしてクラッシャーを生み出す日本の会社のあり方としての、メンバーシップ型雇用”
  • 勤勉にサービスしすぎるから生産性が低いのだよ!日本人は(毎年恒例) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    毎年恒例ですが、日生産性部が世界の労働生産性国際比較というのを発表し、世間の生産性概念をこれっぽっちもわかってない連中があれこれとろくでもない戯言をまき散らすという季節がやってきたようで、これまたもう何年も前からブログでの毎年恒例の行事になっちゃってますが、飽きもせず同じ事を繰り返すことといたしませう。 http://activity.jpc-net.jp/detail/01.data/activity001495.html (労働生産性の国際比較2016年版) http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161219/k10010812081000.html (労働生産性 日は主要7か国の中で最下位) 従業員が一定の労働時間にどのくらいのモノやサービスを生み出すかを示す「労働生産性」の調査で、日は小売り業や飲業などで業務の効率化が進んでいないことなどか

    勤勉にサービスしすぎるから生産性が低いのだよ!日本人は(毎年恒例) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • シュトレーク『時間かせぎの資本主義』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ユーロ以後のEUの政策について考える上で必読だと思い、前から読まなきゃと思いつつそのままになっていたですが、ようやく読みました。 http://www.msz.co.jp/book/detail/07926.html主義は自らの危機を「時間かせぎ」によって先送りしてきた。 70年代、高度成長の終わりとともに、成長を前提とした完全雇用と賃上げは危機を迎えていた。そこで各国はインフレによる時間かせぎ、つまり名目成長が実質成長を肩代わりすることで当面の危機を先送りした。 80年代、新自由主義が格的に始動する。各国は規制緩和と民営化に乗り出した。国の負担は減り、資の収益は上がる。双方にとって好都合だった。 だがそれは巨額の債務となって戻ってきた。債務解消のために増税や緊縮を行えば、景気後退につながりかねない。危機はリーマン・ショックでひとつの頂点を迎えた。 いま世界は、銀行危機、国家債

    シュトレーク『時間かせぎの資本主義』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    a1ot 2016/06/27
    「財政再建(歳出削減と減税の連携プレイ)は、国家機能の一般的縮小、そして市場への国家投資の削減を伴う。新自由主義的な脱国家プログラム、民営化プログラムの一部。市民は、国家に期待できることが減っていく
  • EUはリベラルかソーシャルか? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    今日(もう昨日ですが)はイギリスのEU離脱国民投票で世界中大騒ぎでしたが、EU労働法政策などというタイトルを掲げているブログからすると、いろいろと感じるところがありました。 もともとEEC(欧州経済共同体)は名前の通り市場統合を目指すもので、ほとんどソーシャルな面のないリベラルなもの。 かつて労働組合がえらく強かった頃のイギリスは、保守党政権時代に勝手にECに加入したのはおかしいといって、1975年に労働党政権が国民投票をやり、離脱票が少なかったので残った経緯があります。ソーシャルなイギリスがリベラルなECを嫌がってた時代。ちなみに、いまのコービン労働党首はこのときの離脱派。 ところが、サッチャーが政権について、労働組合は徹底的にたたきつぶす、最低賃金から何から労働法護法は廃止する、福祉も住宅教育も片っ端から叩く。ぼこぼこにぶん殴られた労働組合は泣きながらEUに駆け込んで、助けてくれと

    EUはリベラルかソーシャルか? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    a1ot 2016/06/25
    「21世紀になってから、EUは再び市場統合を旗印に自由市場主義を各国に強制する傾向が強まる。南欧諸国の反EU運動は、リベラルなEUに対して各国のソーシャルな仕組みを守ろうというリアクション
  • 今野晴貴『ブラックバイト』または究極の悪いとこどり - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    今野晴貴さんから力作『ブラックバイト 学生が危ない』(岩波新書)をお送りいただきました。まさに時宜に適した一冊です。 http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn1604/sin_k885.html 学生のアルバイトにもかかわらず、過重な責任を負わされる。そんな「ブラックバイト」と呼ばれる労働が、広がっている。休みなしの10日連続勤務、休日出勤や他県への出張命令……。授業に出ることができない、テストを受けることができない、果ては留年・退学にいたるケースもある。親からの相談も絶えない。 「子どもが家に帰ってこない、学校にも行っていないようだ」 「アルバイト先に出勤を命じられて、大学を退学してしまった」 「高校生の子どもがアルバイト先でうな重を10個も買わされて帰ってきた」 書では、筆者の労働相談経験を元に、ブラックバイトがなぜ今、これだけの

    今野晴貴『ブラックバイト』または究極の悪いとこどり - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 未だにこんな議論がまかり通っているのか・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    例の愛知県のブラック社労士については、既に山のように論評されているので特にコメントすることもないのですが、それにこと寄せてインチキな議論を展開する手合いが依然として後を絶たないようなので、やはり一言なかるべしということで。 https://news.careerconnection.jp/?p=19774 (ブラック社労士の出現は「正社員解雇の厳しさ」が原因か? 再発防止は「金銭解雇の法制化」との意見も) 一連の騒動に対してネットでは、あらためて「これは酷い」と批判が出ているが、このような社労士が現れる背景には「正社員の解雇の厳しさ」があるという指摘する声もあがっている。 「経営者が当に必要と考える場合であっても、安心して解雇ができないから、逆に半ばいじめのような退職勧奨になってしまいがちということである」 現実社会で生きている人なら誰でも知っているとおり、日の労働社会における解雇のし

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  • 勤勉にサービスしすぎるから生産性が低いのだよ!日本人は: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    産経の記事ですが、 http://www.sankei.com/politics/news/151218/plt1512180033-n1.html (労働生産性、先進7カ国で最低 茂木友三郎生産性部会長「勤勉な日が…残念な結果」) 日の生産性が低いことは以前から繰り返しブログでも取り上げてきていますが、この新聞記事を見てがっくりきたのは、日生産性部のトップともあろうお方が、こんな認識であったのか、といういささかの絶望感でありました。 茂木会長は、「日は勤勉な国で、生産性が高いはずと考えられるが、残念な結果だ」と評価した。 生産性のなんたるかがよくわかっていない市井の人々はよくこの手の間違いをしますが、さすがに日生産性部会長がこの言葉はないでしょう、と。 茂木会長は「労働人口が減少する日が国内総生産(GDP)600兆円を達成させるためにも、生産性の向上が必要で、特にサー

    勤勉にサービスしすぎるから生産性が低いのだよ!日本人は: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    a1ot 2015/12/20
    「賃金が大きく下がっているのは、小売業、飲食サービス業など国際競争に直接的にはさらされていない産業。金融保険業、卸売業などサービスの提供範囲が地理的制約を受けにくいサービス産業では賃金の下落幅が小さい
  • 経済ジャーナリスト、経済評論家、経済学者・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    http://socius101.com/post-5245/(最低賃金の上昇が必ずしも雇用を減らすわけではないし、それがわからない日のジャーナリストのレベルは只々低い) ・・・需要独占下における最賃上昇がそのまま雇用減に繋がるわけではないとするカード・クルーガーの話はその筋では有名なので、学部生でも習うと思うんですが、あんまり大学時代は勉学に励まなかったんでしょうか。まあそこはいいんですよ、そこは。大学時代にまじめに勉強した文系大卒の人なんて見つけるほうが難しいですし。 そうこの方、そもそものご職業が「経済ジャーナリスト」なんですよね?一般の方はいざ知らず、こんな話も知らない経済ジャーナリストって、一体なんなんでしょうか。 いやいや、経済ジャーナリストどころか、経済評論家、もしかしたら経済学者だと思っているヒトまでが、同じような台詞を繰り返しているのが我が国の惨状ですから。 http:

    経済ジャーナリスト、経済評論家、経済学者・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 出口治明『日本の未来を考えよう』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ある方から、出口治明『日の未来を考えよう』(クロスメディア・パブリッシング)をお送り頂きました。ありがとうございます。 http://www.cm-publishing.co.jp/9784844374251/ 出口さんと言えば、ライフネット生命保険株式会社 代表取締役会長兼CEOであるとともに、最近は経済界きっての教養人として大活躍の方ですが、書はまたちょっと趣を変えて、さまざまなデータを駆使して、「“知る”ことから“明るい未来”がはじまる。」と、今日の日の姿を浮き彫りにするです。 僕が常々思っていることは、「人間は次の世代のために生きている」ということ。 団塊世代の僕がこれからを担う若い世代にできること。 それは少しでも未来が明るい方向に進むように、情報を発信しつづけること。 ぜひ、日の未来を明るいものにするため、日の未来について一緒に考えてみませんか? 使われたデータの出

    出口治明『日本の未来を考えよう』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    a1ot 2015/09/18
    「終身雇用と年功序列システムがようやく崩壊し始めているにもかかわらず、未だに社員の忠誠心を強要する企業が数多く存在します。これでは労働生産性の向上という言葉がつけいるスキはありません
  • 問題は障害云々ではなく捨て扶持論 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ネット上で結構騒ぎになっているようですが、 http://news.i-cybernet.com/news-id73678.htmlホリエモン「障害者は働くな。無駄」「多くは社会的にはプラスにはならないよ。したいならやり方を考えよう」) http://yasuyukiarakawa.hatenablog.com/entry/2015/08/24/100929 (【検証】障害者差別発言とされているホリエモンのツイッターを順番に読んでみた(解説付き)) 話が障害者差別か否かという方向にねじれてしまっているようですが、いうまでもなくホリエモン氏の昔からの持論は、障害者であるか否かを問わず、生産性の低い人間は下手に働いて人に迷惑をかけるんじゃなく、黙って捨て扶持をもらって引っ込んでろ、という点にあります。 わたしが、『日の論点2010』の「ベーシックインカム論の落とし穴」で指摘したのも、まさ

    問題は障害云々ではなく捨て扶持論 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    a1ot 2015/08/26
    「ホリエモン氏の昔からの持論は、障害者であるか否かを問わず、生産性の低い人間は下手に働いて人に迷惑をかけるんじゃなく、黙って捨て扶持をもらって引っ込んでろ、という点
  • 政治スト - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    毎日新聞に「安保法案:今こそ「伝家の宝刀」 労組、スト権確立続々と」という記事が載っていますが、 http://mainichi.jp/select/news/20150715k0000e040245000c.html 政府・与党が安全保障関連法案の成立を目指して突き進む中、労働組合で同法案に反対してストライキを構えようという動きが広がっている。ストライキは春闘の賃上げ交渉の手段にとどまらず、かつては日米安保条約改定などに反対する際にも「政治スト」として盛んに行われたが、1970年代半ばをピークに件数は減少の一途をたどってきた。だが、国民の間で安保法案への危機感が高まる中、「伝家の宝刀」が再び注目されている。【東海林智】 記事自体は事実を伝えているので別にいいのですが、最後の解説部分が大変ミスリーディングというか、間違った情報を伝えかねない危険性を感じます。 【ことば】ストライキ 組合員が

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    a1ot 2015/07/17
    「本来の、労働条件の向上のためのストという、それであれば民事上の損害賠償も受けないし、刑事上の訴追も受けないストライキがほとんど絶滅危惧種になりつつある異常な世の中」
  • 厚生労働省は、労働組合を排除したいのですか? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    上西充子さんが、「厚生労働省は労働法啓発冊子で労働組合の説明を削除!」したと、かなり怒りを示しておられます。 http://bylines.news.yahoo.co.jp/uenishimitsuko/20150212-00042968/ 厚生労働省が昨年末に開設した総合情報サイト「確かめよう労働条件」で提供している冊子には、労働組合の役割に関する説明がない。厚生労働省は労働組合の意義を認めないのか? 上西さんが指摘するのは、2010年に厚労省労働政策担当参事官室が作った『知って役立つ労働法~働くときに必要な基礎知識~』と、昨年末に厚労省労働基準局監督課が作った『知っておきたい働くときのルールについて』で、かなりの中身が落とされているということなんですが、 確かに、赤字の部分が、労働政策担当参事官室が作った冊子にはあるのに、労働基準局監督課が作った冊子には入っていません。 これを捉えて、

    厚生労働省は、労働組合を排除したいのですか? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    a1ot 2015/02/12
    「落とされているのは、外にも男女平等関係とか、失業給付や職業訓練とか、新卒の就職とか、つまり、労働基準局監督課が、労働基準監督官の監督指導という形で権限を行使できる分野じゃない領域すべて」
  • WSJで学べない経済英語 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    いうまでもなく、ベア、ベースアップというのは和製英語ですが、和製というのは表現が和製という生やさしいものではなく、概念自体が完璧に和製であって、いかなる形でも自然な英語にすることは不可能なほど純和風の概念である、ということが分かっていないと、こういう生半可な解説をすることになります。 http://jp.wsj.com/news/articles/SB12052756172436844285404580445152139045856(【WSJで学ぶ経済英語】第167回 ベースアップ) <今週のキーワード> base-pay increase(ベースアップ) 「ベースアップ」は日語では広く根づいているものの、実は和製英語でこれをそのまま「base up」としても通じない。英語でいう場合はこの「base-pay increase(直訳すれば基準賃金増)」とか「basic wage rise」

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  • クローニー・キャピタリズムと労働者の「仕分け」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    どういう組み合わせかと頭をひねる人もいるかもしれませんが、いや別に内在的な論理的連関はないのですよ。 ある事象を指す用語が、あまりにも悪意に満ちていて、対象を罵倒するためにわざとその言葉を使っているんだろうと思われる現象が、たまたま取った形態であります。 ていうてもなんのことやらですね。日の労務屋さんのブログに、先日慶応で開かれた『新時代の「日的経営」』20年シンポジウムについての詳しい感想を書かれているのですが、そこから噴出して別エントリとなった「高木朋代敬愛大教授にひとことふたこと。」という文章が、今まで見たこともない労務屋さんの「怒り」を感じさせるものになっていまして、それを読み進むにつれて、 「これって、労務屋さんにとっての「クローニー・キャピタリズム」だったんだなあ」 と深く感じた次第です。というか、読み進んでいくと、労務屋さん自身が下の注釈でクローニー騒ぎに言及されているの

    クローニー・キャピタリズムと労働者の「仕分け」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    a1ot 2015/02/03
    「ある事象を指す用語が、あまりにも悪意に満ちていて、対象を罵倒するためにわざとその言葉を使っているんだろうと思われる現象が、たまたま取った形態」
  • 「りふれは」稲葉振一郎氏に擁護の余地はあるか? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    先日のブログエントリ http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/post-9c68.html (やっぱりこいつらは「りふれは」) 及びこれへの反応を受けて書いた http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/post-7e36.html (「ワシの年金」バカが福祉を殺す) http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/post-97a1.html (ステークホルダー民主主義とクローニー資主義) に対して、労務屋さんがかなり長いコメントを書かれているのですが、一番重要な点において、いささかこじつけ気味の言葉で稲葉振一郎氏を擁護しようとしておられて、かえって事態を悪くする危惧すら感じられました。 http://d.hatena

    「りふれは」稲葉振一郎氏に擁護の余地はあるか? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)