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ブックマーク / equilibrista.hatenablog.com (6)

  • ビットコインは皆が駄目だと思ったら死ぬ - 投資の消費性について

    タイトルだけで終わってしまう記事なのだが、じゃ円は皆が駄目だと思ったら死ぬのかといえば、まず死なない。あるいは皆が駄目だと思うことさえ簡単でない。なぜか。 もう3年ほど前、ルーブルが売られた際の記事だが、自国通貨買い介入の定理*1について思い出していただけると幸いである。要するに発行体がバランスシートの右側を安く買い戻せるとき、その財務は改善し、当該通貨を売る理由は加速度的に減少していく。 国債紙幣 それなら皆が国債を駄目だと思ったらどうなのかと思われるかもしれないが、こちらもまた構造は同じである。税金を取る対象であるところの、つまり政府から見て左側に居る我々も、また資産を抱えている。 さてビットコインはといえば、どれだけ抱えられていようが、どれだけ計算リソースが提供されていようが、皆が駄目だと思うとき、買う理由は見つからない。駄目じゃないかもしれない、と思うときだけ買う。ほとんど同語反復

    ビットコインは皆が駄目だと思ったら死ぬ - 投資の消費性について
  • 大好きなエクセルに向かうとき、たったひとつだけ僕が気をつけること - 投資の消費性について

    [twitter:@81TJ] のエクセルが素晴らしくて、僕が応援しなくたって沢山売れそうだけれども、それでも書きたくなったので徒然してみようと思う。 外資系金融のExcel作成術: 表の見せ方&財務モデルの組み方 作者: 慎泰俊出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2014/04/04メディア: 単行この商品を含むブログ (9件) を見る どこに行っても大抵あって、もちろん持っているひとも多くて、交換しやすいので「仕方なく」使っていたはずの道具は、無計画に増築を重ねた温泉旅館みたいに多層な機能で、だからこそ、どんなふうに使うのか、仕事の進め方から人柄みたいなものまで、つくられたファイルから透けてくる不思議な言葉でもある。実物を見るまで誰にも想像できないような、極端に個性的なシートさえ、どこの職場でも複数発見することができる。そのネ申エクセルが、現役でバリバリと業務をこなしている

    大好きなエクセルに向かうとき、たったひとつだけ僕が気をつけること - 投資の消費性について
  • ビットコインを借りて、商売を始める - 投資の消費性について

    銀行貸出がどうしたとか、信用創造がどうしたとか、アベコノミクスと日銀、あるいはFRBと緩和縮小を巡って、地に足の着かない議論を見かける割に、「未来のマネー」を借りてきて商売を始めることの困難については、いまだに考察を見かけない。技術や決済、犯罪の話ばかりだ。もちろん未来のマネーについて知った風なことを言って、結果的に間違っていたら格好悪い。誰かが発言したことを、簡潔にまとめておくくらいが無難だ。学校の先生にだって、会社の看板にだって、守るものがあるわけだが、そういう危険な領域に、当ブログは積極的に突進したいと常々考えている。ほとんど場合、誰も追いかけてこないが、それも独り言の醍醐味だ。 さてビットコインを借りてきて、商売を始めよう。そうだな今日は、パン屋をスタートアップすることにする。 「ビットコインを貸してもらえませんか」 その仲介するスタートアップすら、米国では既に始まっていそうだが、

    ビットコインを借りて、商売を始める - 投資の消費性について
    a1ot
    a1ot 2016/12/23
  • 岩田規久男日本銀行副総裁は辞任せよ - 投資の消費性について

    第183回国会 議院運営委員会 第12号(平成25年3月5日(火曜日)) http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/002018320130305012.htm ○津村委員 二%ということを先ほどおっしゃられていましたが、岩田さんは、全責任を負う、マンデートだ、それを市場が信頼するからこそインフレ期待が上がるんだ、それについては現行の日銀法では不十分ということをおっしゃいましたが、これから中央銀行のトップ、副総裁につかれるとなれば、運用で、自分はこうやるんだ、全責任を負うんだということを明確にされることで、ある意味では、岩田さんのおっしゃる今の法の不備といいますか、そこを補っていかれるということだと思います。 そこで、お伺いしたいんです。 一つは、二年とおっしゃるのは、この就任の三月から二年後、つ

    岩田規久男日本銀行副総裁は辞任せよ - 投資の消費性について
  • 中銀「調達難」理論 - 投資の消費性について

    ECBが利下げ*1した。またリスクのある債券を買う*2という。なかなかパンチのある決定でシビれたが、その後の報道を眺めると、各所で咀嚼できずに混乱している様子もある。まず簡単に解説し、また今後に起き得る状態と理屈について、整理してみたい。 今回の決定で、ECBが貸す金利は0.05%、預かる金利は-0.2%とし、結果的に数年先までの様々な金利を同時に押し下げた。ECBに預ける側の市中の銀行にとっては、貸してるのに更に「利息」を支払う破目に陥ったわけで、だったら「代わりに買う」ところの諸国債についても、その価格を上昇させ、一部では金利をマイナスの領域に突入させた。 蛇足だが、この状況を見てなお「量的緩和で国債を買え」と言っている学者や評論家は、馬鹿と断定してよい。大量に国債を買わせる目的は、その価格を吊り上げる*3ことだが、既に状況は達成されている。「量」を増やしていないのに「金融緩和」されて

    中銀「調達難」理論 - 投資の消費性について
    a1ot
    a1ot 2014/09/07
    「『量』なんて無意味。もちろん残念ながら、政策は失敗に終わるだろう。『借りやすくなった』からといって買うようなモノは、僕らを豊かにしない」
  • 悲観的なメッセージとしての議員先生による「国債大丈夫」論 - 投資の消費性について

    国債の格付けと実際の信用度 - 中村てつじの「日再構築」 http://d.hatena.ne.jp/NakamuraTetsuji/20121002#p1 アメリカや日は、自国通貨建てで国債を発行しているので、急激に債券の価格が下がる(=金利が暴騰する)というようなことがあっても、中央銀行が債券を買い取ることによって金利を下げる(=債券の価格を上げる)ことができます。 全然無理です。財政の規律を取り戻さないまま、日銀に債券を買わせて乗り切ろうというのなら、そのとき我々はさらに売り浴びせる。あるいは日銀が飲み込む千兆円の日国債が、黙っていれば暴落せざるを得ないゴミなら、こんどは日銀が発行する紙幣や、その当座預金がゴミと見做されるわけであって、そうなれば我々は円を売り浴びせる。いわゆるハイパーインフレーションと円の暴落は、商売や住宅のための長期の貸借だけでなく、日常的な生活の決済すら危

    悲観的なメッセージとしての議員先生による「国債大丈夫」論 - 投資の消費性について
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