日邦プレシジョン(山梨県韮崎市、古屋俊彦社長)と東海技研(横浜市港北区、大槻塁社長)は、山梨大学と連携して開発を進める水素・燃料電池(FC)電動アシスト自転車を使い、山梨県富士川町の公道で実証事業を始めた(写真)。同自転車の公道走行は初めて。走行開始セレモニーで、長田公山梨県副知事は「新技術への挑戦は困難を伴う、技術者をはじめとした熱意がつながった。社会実装の第一歩となることを期待したい」とあいさつした。 同町の「道の駅富士川」にレンタサイクルとして最大5台を設置。同自転車には最大出力200ワットの燃料電池スタックと、容量1・1リットル、200気圧の小型高圧水素容器を搭載し、約100キロメートル走行できる。こうした自転車は現在の法律などの規則では公道走行できないが、安全性に関するガイドラインを策定。これを基に経済産業相の特別認可(大臣特認)を受けた。 社会実装に向け日邦プレシジョンなどは、
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