代真理子『 9 月 1 日の君へ 明日を迎えるためのメッセージ』教育評論社 代真理子さま、ご恵存賜り、ありがとうございました。 初の著作の刊行、おめでとうございます ! 一読して、これはすばらしい本だなと思いました。他の本と熱量が違うと思います。 9 月 1 日は、新学期の初日である地域が多く、その日に自殺する生徒が、年間で最も多くなる日でもあるのですね。でも、自殺してはいけない。自殺したいと思う悩みに、どうやって寄り添うのか。これが本書のテーマです。代さんと、それから、本書に寄稿されたり対談されたりした大人たちが、真剣に応えています。どれも珠玉の文章です。 本書の寄稿者と対談者たちは、自殺についての専門家ではありません。でも一度は自殺したいと思って、人生の困難な時期を経験したのだと思います。みなさん、どうして自殺しなかったのか。いろいろな道のりがあるのでしょうけれども、