安倍晋三氏には、戦争の思いをかき立てる才能がある。日本の戦没者に対する賛辞や日本の平和憲法を変えたいという願望は、中国と韓国が安倍氏を軍国主義と非難する原因になっている。 さらに、円に対する安倍氏の見方もある。円の価値を下げようとする安倍氏の取り組みは、アジア通貨戦争という憶測に拍車をかけた。その前提になっているのは、中国と韓国も自国の輸出品が競争力を維持できるように自国通貨を安値誘導しようとするというものだ。 韓国の与党セヌリ党の代表、金武星(キム・ムソン)氏は先日、通貨の衝突に備えるよう政府に求めた。11月21日の中国の利下げを最初の一斉射撃と見なす者もいた。利下げが人民元下落を促したからだ。 だが、幸いにも、全面的なアジア通貨戦争の可能性は、軍事的衝突の可能性と同様、心配性の人たちが言うよりはるかに低い。 円相場と輸出の関係に異変 安倍氏は、2012年末に首相に就任する前から、日本の
「カネボウ化粧品」の商品を使った人に肌がまだらに白くなる症状が出た問題で、親会社の「花王」は、商品の回収や治療費の支払いなどで損失が121億円に上ったことを明らかにしました。 カネボウ化粧品の「美白効果」をうたった化粧品を巡っては、使った人に肌がまだらに白くなる症状などが出て、先月26日時点の会社側の調査で、なんらかの症状が出ていると確認された人は1万7893人に上っています。 カネボウ化粧品の親会社の花王は4日、去年12月までの1年間のグループ全体の決算を発表し、化粧品の自主回収や症状が出た人に対する治療費の支払いなど、この問題にかかる損失は合わせて121億円に上るということです。 一方で、国内向けの衣料用洗剤や中国での紙おむつの販売が好調だったことなどから、グループ全体の最終的な利益は従来の予想を7億円余り上回る647億円でした。「花王」の澤田道隆社長は「今後も被害の拡大を防ぐため商品
カネボウ化粧品が販売する「美白効果」をうたった化粧品を使い肌がまだらに白くなるなどの症状が出た問題で、カネボウ化粧品は問題の美白成分を含む化粧水や乳液など5種類をシリーズ商品として販売し、併用することを推奨していましたが、販売前の試験で、3種類以上を併用する試験を行っていなかったことが分かりました。 専門家は「併用する化粧品が多くなれば、問題の美白成分の量も増える。実際の使い方にあった安全性の確認ができていたのか検証すべきだ」と話しています。 この問題は、カネボウ化粧品が販売する「美白効果」をうたった化粧品を使った人の中に、肌がまだらに白くなるなどの症状が出たもので、会社にはこれまでに1万人を超える人から症状が出たという連絡がきているということです。 問題となった化粧品についてカネボウ化粧品は「化粧水」、「乳液」、「ナイトクリーム」、「顔に貼るマスク」、「日焼け止め」の5種類をシリーズ商品
カネボウ化粧品が、「ロドデノール」という美白成分を含有する化粧品で「まだらに白くなる症例」が報告されたために、全製品の自主回収を発表した問題。その後の問い合わせの件数は22万件を超えるなど、大きな社会問題になりつつある。 この問題は、化粧品の品質・安全性に関する問題が指摘されたのに、企業側の対応が遅れ、健康被害が拡大した不祥事のように単純化され、あたかもカネボウ化粧品だけが悪いかのような報道が続いているが、この問題が、そのように単純化できる問題ではないことは、【カネボウ美白化粧品、「花王の判断」は正しかったのか?】などの拙稿でも述べてきた。 この問題に関しては、重要な3つの論点についての議論が抜け落ちている。 第一に、カネボウ化粧品の美白化粧品を使用した2424人について「3箇所以上の白斑」「5cm以上の白斑」「顔に明らかな白斑」のいずれかの症状があり、2125人にこれら以外の症状があるこ
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お手軽さとコストパフォーマンス――。最近の化粧品業界で、ヒット商品の共通点は何と言ってもこの2つだ。 2012年に国内販売が好調だった商品を見ると、「パレットに入っている順にまぶたに重ねていくだけで印象的な目元になる」というアイシャドーなど、分かりやすさを売りにした商品や、「BBクリーム」のように多機能を1つにまとめた「時短化粧品」が目立つ。消費者にとって、化粧品に求めるものが変わり、コモディティー化していることが、業界内の勢力図を塗り替えるきっかけになりつつある。 かつて、化粧品は女性にとって、おしゃれをして気分を盛り上げるための嗜好品だった。しかし、特に1000~5000円程度の低~中価格帯の化粧品ユーザーにとっては、今やいかに簡単に、お手軽に化粧するかに関心が移っており、化粧品のコモディティー化が進んでいる。2008年のリーマンショック後の景気低迷で財布のひもが締まったことで、こうし
資生堂がつくった植物栽培の実験施設。カミツレやセージを育てる=静岡県掛川市 【生田大介】化粧品は原料の植物から自前でつくります――。資生堂が、保湿作用を持つハーブなどの自社栽培を始めた。原料メーカーから買ったエキスを使ってきたが、「安心・安全」志向にこたえる。2014年にも、自社栽培の原料をつかった商品を出し、徐々に広げたい考えだ。 静岡県・掛川工場の敷地内に屋内栽培施設を設け、保湿成分があるカミツレや、抗酸化作用があるセージなど約10種類の栽培を今春から本格的に始めた。光や室温を調整して有効成分をより多く含む育て方などを研究する。屋外の実験農場もつくった。 化粧品業界に相次ぐ新規参入組には、生産を他社に委託するケースが多い。資生堂は、原料から責任をもつ一貫生産で差別化を強める。 関連記事若き社長、2年で辞任 資生堂の53歳末川氏、体調不良(3/12)資生堂社長に前田氏復帰へ 末川社
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