2013年03月31日13:36 カテゴリ本大局観、テーマ、見識[edit] 歴史とは何か 岡田英弘 読書メモ : 歴史とは何か 岡田英弘 普通の人は、歴史に真実を求めない。情緒的な満足感、心がときめき、ワクワクする壮大な非日常感を求める。 韓国が歴史認識を執拗に繰り返す背景は以下のようなものだ。朝鮮半島は1000年以上にわたって中国の皇帝に臣下の礼をとってきたが、傲慢な日本は日中は対等だと主張して正式な朝貢を拒否して現代に至った。 だから中国の朝廷(韓国は現代の中国政権をも、そう位置付けている)における席次は韓国が日本より上だと考えており、それを基礎に日韓関係を是正したいという気持ちがある。 人間にとって「何かを理解する」ということは、それに起承転結ストーリー、物語を与えるという事だ。正しい歴史では、発生した歴史的事実に対する善悪と言う道徳的価値は無意味だし、役に立つか否かという功利的な