歴史認識をめぐって、政治指導者が侵略を否定する発言を繰り返す日本。戦後国際秩序への挑戦だと国際社会から厳しい批判を浴びています。にもかかわらず、「靖国」派などからは「いつまで日本は謝り続けるのか」などといった暴言が飛び出す状況です。侵略戦争への謝罪をどう考えるのか、ドイツとの比較で考えてみます。 日本とドイツは第2次大戦時、ともに隣国などを侵略し多くの人を虐殺しました。しかし、戦後、両国の戦争責任を問うあり方には大きな違いがあります。ドイツではナチ犯罪に時効はなく、また誰であってもホロコースト(ユダヤ人大虐殺)という歴史的事実はなかったと流布すれば刑事責任が追及されるなど、厳しく対応してきました。 ネオナチのデモ中止 「ネオナチの前にいつもたちふさがる市民。ついに極右はデモを放棄」(ドイツの海外向け公共放送ドイチェ・ウェレ)―先日、古都ドレスデンからこんなニュースが飛び込んできました。 実
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