東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は25日、新しい公式エンブレムを発表した。「組市松紋(くみいちまつもん)」と呼ばれるエンブレムは、盗作疑惑で昨年9月に白紙撤回された旧デザインの代わりとなる。旧デザインの製作者は盗用を否定している。 組織委エンブレム委員会は、日本の伝統色の藍色や市松模様を使い、五輪大会の多文化的テーマを表したと説明。「違いはあってもそれらを超えてつながり合うデザインに、『多様性と調和』のメッセージを込め、オリンピック・パラリンピックが多様性を認め合い、つながる世界を目指す場であることを表した」という。