というわけで、ディズニープラスで「私ときどきレッサーパンダ」を見ました。 最初、まあいつものディズニー作品みたいな感じかな。『ズートピア』ぐらい興味深い部分があればまあいいかな、ぐらいに思っていたんですが、見てみると、結構挑戦的な話でびっくりしました。 今までのディズニー作品と結構違うという点については、Webメディアでも以下の記事で触れられているのですが この記事では、この映画が一体どういう立ち位置から、何に対して「挑戦状」をたたきつけているように見えたか、僕の考察を述べていきたいと考えています。 「母=家の支配」から独立しようとする、全ての子どもたちの物語この映画のストーリを示す重要な要素は 「子どもを自分の所有物とみなす毒親的価値観」の克服 といえます。 今まで、母親の理想通りに生きてきた少女が、その理想とは違う自我を獲得する、その自我こそがまさしく「レッサーパンダ」として現れ、その