タグ

ブックマーク / sumita-m.hatenadiary.com (13)

  • エミリーもいるしなど - Living, Loving, Thinking, Again

    http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-5a5f.htmlのコメント欄で「哲学の味方」という人が アメリカは、実際には、ヨーロッパに比べて女性の平等化は進んでおらず、それだけにフェミニズムもヨーロッパよりも戦闘的になるのではないでしょうか。私はフェミニズムにはあまり詳しくないので、印象に過ぎませんが。女性への社会的評価は、ヨーロッパの方がアメリカよりも、昔から高めだったように思います。このブログでは、とても唐突な議論になるかと思いますが、私は、文学についてそういう印象を持っています。イギリスには、ジェーン・オースティン、ブロンテ姉妹、アガサ・クリスティ、ヴァージニア・ウルフなど、フランスにはマルグリット・ユルスナール、マルグリット・デュラスなど、少し文学好きの人なら、たちどころに名前のあがる女性作家がいますが、アメリカ

    エミリーもいるしなど - Living, Loving, Thinking, Again
  • ブラックとカルト - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 以前にも書いたように、或る種の宗教集団を「カルト」と呼ぶことの学術的意義を基的に認めていない*2。ただ例外的に、(元)信者のライフ・ヒストリーへの統合不可能性に着目した樫村愛子氏(『ネオリベラリズムの精神分析』)の「カルト」定義は興味深いと思っている*3。 ネオリベラリズムの精神分析―なぜ伝統や文化が求められるのか (光文社新書) 作者: 樫村愛子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/08メディア: 新書購入: 7人 クリック: 172回この商品を含むブログ (80件) を見るところで、所謂「ブラック企業」を考える上でもライフ・ヒストリーへの統合可能性というのは重要だと思う。正真正銘の「ブラック企業」の場合、履歴書に書き込めない。履歴書に職歴として書き込んだらスティグマになる*4。勿論、そういうのは論外。現在所謂「ブラック」として問題になっているのは(外関係を中心とす

    ブラックとカルト - Living, Loving, Thinking, Again
  • 瓦礫と植林 - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 なだいなだ氏が東日大震災の瓦礫処理について「がれきを使って被災地の真ん中に台地を作り、そこに木を植え、大津波の場合の「森の防波堤」に」するという宮脇昭氏のプランを紹介している(「木を植える人」『ちくま』490、pp.2-3、2012)。宮脇氏は既に海外で津波の後に「がれきで海岸で山を作り、堤を作り、そこに植林」するという実践を行っているのだという(p.3)。「がれき」を使ったものかどうかは分からないが、ピーター・シンガー氏はインドネシアのバダン島における津波対策のために人工の小山を築くプロジェクトTEREP(Tsunami Evacuation Raised Earth Park)を紹介している*2。 *1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110414/1302758605 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/2011

    瓦礫と植林 - Living, Loving, Thinking, Again
  • 「母性主義」について相対化 - Living, Loving, Thinking, Again

    以前1980年代の反原発運動について、 他方、社会党について言えば、たしかに党全体の一般的なスタンスは「反原発」だったが、中には露骨な「推進派」もいたわけだし、また社会主義協会は資主義の原発はNGだが社会主義の原発はOKだとか主張していたわけだ。また、一般の「反原発運動」にしても、その大衆化に貢献したのがあの広瀬隆だったり、またかなり〈母性主義〉的な潮流もあったりして、20年以上経った地平から振り返れば手放しで肯定することは難しい。 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110331/1301545326 と書いた。 さて、1980年代に「能登原発」反対運動に参加していた方が以下のように述べている; 1980年に富山県に戻ってきてすぐに、当時進行中だった能登原発の構想を知り、能登原発の予定地の一坪株主運動に参加したり、その後北陸電力の株を購入しての意見株主運動

    「母性主義」について相対化 - Living, Loving, Thinking, Again
    amamako
    amamako 2011/06/22
  • フレームのコミュニケーションは? - Living, Loving, Thinking, Again

    『読売』の記事; 障害ある生徒にセクハラ、教諭4人を停職1か月 特別支援学校の高等部に通う、身体に障害がある男子生徒1人に嫌がらせやセクハラ行為をしたとして、滋賀県教委は21日、同校に勤務する男性教諭4人(35〜54歳)に対し、停職1か月の懲戒処分とした。 発表によると、41歳の教諭は6月に2回にわたり、生徒が嫌がっていたにもかかわらず、給スープやおかずに私物の唐辛子を振りかけた。54歳の教諭は同月、「先生が歯医者さんになってあげよう」などと言って、マット運動であおむけになっていた生徒にまたがり、前歯にペンチを1、2秒当てた。 また、35歳と47歳の教諭2人も同中旬、マット運動中の生徒に、それぞれ足で下半身を触るなどした。 生徒の保護者から学校に連絡があり、発覚した。調査に対し、4人は「生徒の緊張状態をほぐしたいと思った」「コミュニケーションの一環だった」などと釈明しているという。 県

    フレームのコミュニケーションは? - Living, Loving, Thinking, Again
  • 「極右さん」 - Living, Loving, Thinking, Again

    「これは困った…アメリカの極右さんたちが信じる陰謀論トップ10」http://gaagle.jp/gagazine/print.php?kiji_id=1810 *1 「アメリカの極右さんたちが信じる陰謀論トップ10」といっても、最もポピュラーな10の陰謀論という意味であって、順位とは関係ない。つまり、9.11テロ(06)よりも「ケム・トレイル」*2(01)の方が「極右さん」にとって優先順位が高いということではない。どんな陰謀論なのかは上のエントリーを見ていただくとして*3、「まとめ」の部分を引用しておくことにする; 〔まとめ〕 アメリカの極右さんたちの思考の特徴 ・とにかく反政府(ホワイトハウス、ワシントン、大統領は反米) ・とにかく反グローバリズム(NATO、国連、環境団体は反米) ・とにかく護憲(銃規制、中央銀行、福祉や社会保障は憲法違反で反米) ・とにかく銃に固執(銃規制は警察国家

    「極右さん」 - Living, Loving, Thinking, Again
    amamako
    amamako 2010/08/31
  • 「突撃隊」(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 批評空間 (第3期第4号) アナーキズムと右翼 作者: 浅田彰,柄谷行人出版社/メーカー: 批評空間発売日: 2002/06/20メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (3件) を見る また、絓秀実、福田和也、柄谷行人「アナーキズムと右翼」(『批評空間』III-4、2002、pp.6-28)における福田和也の発言から; 柄谷 ところで、ハイデガーのナチズムというのはどういう感じなんですか。彼が深くコミットしていて、ヒトラーによって粛清された突撃隊というのは、アナーキズムじゃないんですか。 福田 突撃隊はアナーキーなところはありますよね。非常に共同体的ですし。モデルになっているのはアクション・フランセーズのカムロ・デュ・ロワという、フランス語で「王の売り子」という意味の戦闘組織なんですが、これは人民戦線の大統領のブルムを車から引き摺り

    「突撃隊」(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again
    amamako
    amamako 2010/03/29
  • 殺すな - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD] 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2010/01/27メディア: DVD購入: 98人 クリック: 670回この商品を含むブログ (270件) を見る http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20100205/1265364049 これはひどい、を何回言えばいいのか。 『THIS IS IT』のDVDが売れていることについて。 だから、もし映像ソフトをもっと売りたいのならば、『THIS IS IT』のようなソフトを作ればいいのである。そうすれば、みんなそれに飢えているわけだから、いくらでも売れるのだ。その意味で、時代はむしろ、映像ソフトに追い風だと言ってもいいくらいだ。なにしろ『THIS IS IT』のようなソフトをリ

    殺すな - Living, Loving, Thinking, Again
    amamako
    amamako 2010/02/08
  • 道が無い - Living, Loving, Thinking, Again

    『日刊サイゾー』の記事; 闇社会に連れ去られた可能性も!? "除霊タレント"織田無道氏が行方不明に 除霊タレントとして、テレビ番組などで活躍した僧侶・織田無道が各地でトラブルを起こしたまま行方不明になっている。 織田は石川県加賀市作見町の豊星寺の住職でもあったが、宿泊施設などに勤務する従業員への給与支払いなどで昨年12月、労働基準監督署に相談される騒ぎを起こしている。寺の関係者によると、織田は当初、資金1億円の会社設立など羽振りの良い話をしていたものの、昨年秋ごろから諸々の支払いが滞り、約3,000万円の未払いがあるまま、大半の従業員に解雇通告したという。その後、織田は音信不通になり、所属の芸能プロダクションも「芸能活動以外のことは分からない」と答えるにとどまっている。 それだけではない。織田は2007年9月に都内で格闘技イベント「無道SPIRIT」を開催しているのだが、これに関しても「

    道が無い - Living, Loving, Thinking, Again
    amamako
    amamako 2010/02/06
  • それよりも「労働」は「自己実現」なのか - Living, Loving, Thinking, Again

    http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/20060501/1146445919 労働という分野ならどこでも、医療であれ、製造であれ、情報産業であれ、中枢にあたる「将軍」や「参謀」にあたるポジションというのは限られているし、全ての人を「将軍」や「参謀」にしていては船頭だらけの難破船になってしまう。実際に現場が必要としているのは沢山の「兵士」だ。中枢の手足となって働く「兵士」が欲しい。下士官ぐらいは幾らか必要かもしれないが、それだって兵士よりは数が少なくてもいい。労働という分野でたくさん必要とされているのは、何も考えない、「個性の違い」に拘泥しない、えらい人の言うことは何でも聞いて、共通規格の部品で動く歯車だ。たしかに、少なくとも〈資家〉の立場からいえばその通りだし、現実的にもその通りなのだろう。ただ、当に「共通規格の部品で動く歯車」になってしまうと、ネガティヴ

    それよりも「労働」は「自己実現」なのか - Living, Loving, Thinking, Again
  • 「メッセージ」の送り手 - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 「長居しちゃいけない公園」ということで、 当に、あんな風に撤去して、どういうつもりでしょう。、、あそこに住んでいた人は何の罪であんな目にあわされてるの? いや、待てよ。思ったんだけどさ、、、ハンパなことしてないで公園も堂々と民営にしちゃったら?道もぜんぶ民営の関所つくって交通料とるの。あと、国籍も基的人権も民営化したら? お金がないってどういうことか貧乏人にはもっと思い知らせてやんなきゃね。収入が少ない方が悪いんだから。私園私道私籍私権、貧乏は入ってこないで。居場所がないなら刑務所にでも入ってればいいのよ、どうせ犯罪者候補なんだから。あ、刑務所のお金払ってるのはあたしたちだって忘れないでね、贅沢が許される身分じゃないんだから。少しの贅沢も許さないから。何が贅沢かはお金もってるあたしが決めるに決まっるでしょ。 、、、強制撤去ってこういうメッセージに見える。妄想かな。だとしたら、

    「メッセージ」の送り手 - Living, Loving, Thinking, Again
  • アノミー? - Living, Loving, Thinking, Again

    http://d.hatena.ne.jp/sean97/20070111 わざわざ「アノミー」という言葉を使わなくてもいい気がする。要するに、最近の連中は公徳心が欠けているとか自分勝手だとかいう認識がけっこう広く共有されているのではないかということですよね。世の中無秩序だぜという感覚の共有? 「アノミー」*1といっても、デュルケームが言うのとマートンが言うのは違う。今、デュルケームの『社会分業論』が手許にないのだが*2、デュルケームのいう「アノミー」というのは単なる無秩序でもないし、自分勝手でもない*3。逆説的に言えば、デュルケームの見たところ、「アノミー」というのは資主義という社会秩序と不可分のものであり、もし或る程度の「アノミー」がなければ資主義体制の存立が危うくなってしまう。『自殺論』での発見の中には、不況の時と同様に好況の時も自殺が多い、下層階級よりも中上流階級の方が自殺が多

    アノミー? - Living, Loving, Thinking, Again
  • 靖国神社、そして葦津珍彦 - Living, Loving, Thinking, Again

    『毎日』の記事なり; 靖国:「戦後」からどこへ/3 神道史大御所の論文 「A級合祀」に疑義 A級戦犯合祀(ごうし)は78年10月、松平永芳宮司が人知れず敢行した。翌79年2月、神社新報編集長だった葦津(あしづ)泰国氏(69)は、意を決して松平宮司に面会を申し入れた。「職員が帰ってから来てくれ」と言われ、社務所応接室を訪れたのは夜だった。 「問いただしたい。靖国神社が(世論の支持の下に)国家護持された暁に晴れて(A級戦犯を)合祀するというのが祭祀制度調査会の一致した考えだった。ご存じか」 同調査会は、神社の国家護持を追求した宮司の諮問機関。61年に設立され、泰国氏の父で思想家の葦津珍彦(うずひこ)氏(92年に82歳で死去)は中心メンバーだった。A級戦犯合祀は委員たちも反対していたのに、松平宮司は相談もせず踏み切ったのだ。 しかし、白い上衣に紫のはかま姿でソファに身を沈めた松平宮司は「国から名

    靖国神社、そして葦津珍彦 - Living, Loving, Thinking, Again
  • 1